第227回 佐藤竹善さん
- 住 吉
- 住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、SING LIKE TALKINGの佐藤竹善さんです。
- 佐 藤
- おはようございます。
- 住 吉
- コロナ禍で、お仕事面などはどう対応されていましたか?
- 佐 藤
- 配信ライブをやったり…。去年の3月から3~4か月は精神的にも悶々としていましたけど、それ以降はいい意味で慣れるようにして。外食もしないですし、空いている時間は音楽の勉強を…。今まで直感のノリばかりでやってきましたから、機械の勉強などを色々しながら、時間を楽しんで使えたからよかったなと。
- 住 吉
- 竹善さんのようなベテランの素晴らしい方が、まだ勉強を?
- 佐 藤
- 機械がどんどん新しくなるでしょ?
- 住 吉
- 録音機材など?
- 佐 藤
- そうそう。僕らの頃は、スタジオに行かないとレコーディングできませんでしたけど、今は全部自分の家でできちゃうでしょ。そうすると、色々いいところもある分、勉強しないとどんどん新しいものが出てくるので。若い人たちはそれが当たり前だからすぐに使えるようになるけど、僕らは学ばないと…。
- 住 吉
- ではかなり攻略したんですか?
- 佐 藤
- そうですね。レコーディングに困らない程度には、すごくいい機材が揃いましたよ。
- 住 吉
- SING LIKE TALKINGは、昨日8月4日にニューシングル『Child In Time』がリリースされたばかりです。とても温かくて素敵な、SING LIKE TALKINGだなという曲に仕上がっていましたが、これも自分たちでレコーディングされたんですか?
- 佐 藤
- これは、ピアノだけ“音響ハウス”という、映画にもなったスタジオで録って、それ以外は全部僕の家だけです。
- 住 吉
- ではまさに勉強の成果が。
- 佐 藤
- 本当に勉強の成果。
- 住 吉
- 竹善さんの自由研究の発表のような…。
- 佐 藤
- 自由研究みたいなもの。ボーカルも、パソコンでスイッチをオンオフして、一人で家で録るんですよ。周りにエンジニアもいないです。
- 住 吉
-
すごい…!
『Child In Time』は、今子供たちに伝えたいことをテーマにした曲だと伺いました。 - 佐 藤
- コロナ禍で、色々な人たちが色々伝えているんですけど、一番大変な人たちは結局誰なんだろうと考えた時に、子供かもしれない、と思ったんです。飲み屋さんとか、大人の人たちもみんな大変ですけど、大人はそれなりに言葉も持っているし、努力する術も知っているし、吐き出す術も知っているし…。子供だけがただただ状況に従っていくしかなくて、それを言葉にも表せない。子供に直接というよりは、子供の周りにいる親たちがもっと子供に信頼される状況に変わった時に、子供たちの気持ちがもっと休まっていくのではないかなと。そういうような観点で仕上げました。