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第242回 森田豊さん

第242回 森田豊さん

住  吉
この季節、鼻水やくしゃみが出るという方もいますが…。
森  田
これも、鼻の寒暖差疲労と言われているものかと思います。正式な病名は「血管運動性鼻炎」で、「寒暖差アレルギー」と呼ばれるものです。鼻の粘膜にある血管が、寒暖差のために収縮と拡張を繰り返し、働きが衰えてしまいます。その結果、寒暖差によって、鼻水やくしゃみなどが出ます。
鼻の寒暖差疲労は、目のかゆみがないことが特徴で、目のかゆみがある場合は花粉症などを疑います。
鼻の寒暖差疲労に関しては、マスクで吸う息の加湿、加温をすることが大切です。
住  吉
最近は、気圧の変化による体調不良にも注意が必要だと聞きますが、気圧の変化も体調と関係があるのでしょうか?
森  田
密接に関係があります。台風が来る前、喘息の発作や片頭痛などの症状があらわれたり、悪化したりするという話は聞きます。これは「気象病」と呼ばれているものです。気圧の変化が予想されるときには、かかりつけ医と相談して、あらかじめお薬を増量したり、発作が出たときのお薬をもらっておいたりしても良いと思います。
住  吉
自分の体調に合わせて、自分でも対処できるようにしておくと、不安も少なくなると思います。
ここからは、リスナーの皆さんの健康の秘訣にアドバイスをいただきます。

「血流が全てだと思っています。リラックスタイムには身体をゆらゆらさせて脱力。それから足裏、ふくらはぎ、腕など、日常生活で酷使している部分を、血流を意識して優しくマッサージ。ギューギューやると筋肉が緊張するので、力を入れすぎないようにしています」
森  田
血流や血の巡り、とても大切なお話だと思います。寒かったり、緊張していたり、精神的ストレスがあるときには、どうしても血管が収縮しますので、血流が悪くなるんです。血流が悪くなることで、様々な病気につながることもわかってきました。脳の病気や心臓の病気、場合によってはがんにも関係している、ということがわかりつつあります。身体をゆらゆら揺すったり、優しくマッサージしたりするのは、血液の巡りを良くして、心身共に健康につながると思いますね。素晴らしいです。
住  吉
続いては…。

「去年から始めたのが、空手です。日常的に筋肉を締め、身体をかたくしているようになったことや、先生の姿を見ていると、あんな風に綺麗な立ち姿になりたいと思うようになり、姿勢が良くなった気がします」
住  吉
かっこいいですね。空手、憧れます。
森  田
空手は、姿勢を綺麗に律するものだと思うのですが、精神的にも肉体的にも健康につながると思いますね。より立派な自分の姿を意識する、と。先生の姿を見ながら、「自分もこうありたい」と目標が定まりますよね。その姿になっていくということが誇りにもつながるし、自分の自信にもつながります。
あと、姿勢良く歩いたり、運動したりすることは、カロリー消費量も高めますし、代謝も高めますし、関節への負担も少なくしますので、身体への健康にもつながります。空手や合気道は非常におすすめのスポーツです。
住  吉
続いて…。

「夏だけではなく、冬でも麦茶を愛飲しています。冬なのでレンジで温めて飲むんです。ホット麦茶は冬の水分補給にぴったりです」
住  吉
麦茶は夏のイメージがありましたが…ホット麦茶!
森  田
急に冷え込む現在、温かいものを飲むということは、疲れをとることにつながるのではないかと思います。そして、冬の時期に水分を補うのはとても良いことです。今、「冬の脱水」が問題になっているんです。
住  吉
そうなんですか!
森  田
冬は空気が非常に乾燥してきますよね。そうすると、肌から失われる水分の量は夏よりも多い、という研究結果があるんです。じわじわと肌から水分が失われていくので、あまり喉の渇きはないんですよ。だからこそ、脱水にならないように、こまめに水分をとることが大事です。麦茶はほとんどがカフェインの入っていないものですので、麦茶もおすすめだと思います。
住  吉
今日は、寒暖差疲労や気象病についても伺いました。今の季節ならではのことですが、季節ごとに自分の体調をコントロールする方法を知っておきたいものです。森田豊さん、ありがとうございました!
ここで、あなたの健康をサポートする協会けんぽ東京支部からのお知らせです。日本人に多い病気、「糖尿病」。そのリスクの多くは、生活習慣の改善で減らすことができます。糖尿病管理には、食事だけではなく、運動も大切です。ウォーキングなどの有酸素運動や筋力トレーニングは、インスリンの効き目を良くし、血糖値の改善につながります。簡単な運動を毎日の生活に取り入れてみませんか? 協会けんぽからのお知らせでした。
次回もどうぞお楽しみに!