文字サイズ

第265回 岡部正さん

住  吉
皆さん気をつけていらっしゃるのかなと思います。
そして、「健診結果を見て行動したことがあれば教えてください」という質問もしました。その中からいくつかご紹介します。

「コレステロール値が高かったので、低脂肪を意識した食事に変えました」
住  吉
これはすごくいいことですよね。
岡  部
非常にいいことなんですが、ときどき誤解されている方がいて。低脂肪というと、「肉を食べなければいいだろう」ということなんですが、若い女性の場合は、お菓子が多いんです。バターやショートニングが入っていますから、そちらに気をつけているかどうか、ということが大事です。
住  吉
タンパク質はきちんととってください、ということですね。
岡  部
そうですね。
住  吉
続いては…。

「血糖値が高いと言われて太っている訳ではないが食生活見直しました」
住  吉
血糖値は高いけど太っていない、という場合もあるのですね。
岡  部
はい。遺伝の病気なので、かなり遺伝が濃い場合は、太らなくても糖尿病を発病する場合があります。
住  吉
なるほど。太っていないから糖尿病にはならない、と思わないほうがいいということですよね。
岡  部
そうですね。普段の食生活が大事ですね。
住  吉
このような場合は、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?
岡  部
どういうお食事をなさっているか、ということなんですが、例えば間食が多かったり、炭水化物が多かったりする場合は、そこを控えていただく。大抵の場合は運動不足の方が多いですから、少し動いていただく、ということでしょうか。
住  吉
続いて…。

「肝臓の数値が正常値を超えてしまいました。頭痛薬を飲む癖がついているので、気をつけようと思います」
住  吉
頭痛薬の常用は、肝臓の数値に影響を与えるのですか?
岡  部
頭痛薬に限らず、例えば鎮痛剤など色々な薬をずっと飲み続けた場合に、肝臓が悪くなるということはあり得ます。
住  吉
なるほど。これは、持病でお薬を飲んでいる方は難しいですね。
岡  部
まず、薬の飲みすぎをどのように変えていくか、医師に相談していただいたほうがいいと思います。
住  吉
そして…。

「今年の結果が悪かったので見てもらう病院を探そうと思っています」

「健康診断の結果のうつしを、かかりつけ医にも渡しています」
住  吉
結果が出て、気になる数値などがあった場合、その後、どのように行動するかがすごく大事ですよね。
岡  部
それが一番大事ですね。例えば糖尿病の場合、健康診断で見つかっても、4分の1の人は何もしないんです。まず行動に移すということが大事です。
住  吉
もっと自分のことを知ってもらうために、家族などの大切な人、あるいは医師に健診結果を伝えることも重要ですね。
岡  部
大変重要です。
住  吉
それでは最後に、岡部先生ご自身の健康の秘密を教えてください。
岡  部
健康の秘密は、“こまめに立つ”ということです。
最近の研究では、座っている時間が長いほど、死亡する率が高くなるんです。2時間座っている時間が長いと、15%上がるという報告もあります。
住  吉
なんと…!
先生は、時計を見ながら1時間に1回ぐらい立っているのですか?
岡  部
30分に1回立っています。1時間に1回はクリニックを巡回したり、そのようにしてなるべく座っている時間を短くしています。
特に、コロナ禍で在宅ワークが多くなっています。平均2時間、座っている時間が延びたと言われているので、皆さんもぜひやっていただきたいと思います。
住  吉
これは今日から、今からできることですものね。岡部正先生、ありがとうございました!
ここで、働くあなたの健康をサポートする協会けんぽからのお知らせです。協会けんぽに加入している皆さんのお勤め先に、生活習慣病予防健診のご案内をお送りします。来年3月までの期間内のうち、お1人様1回に限り、協会けんぽが健診費用の一部を補助します。年に一度は健康チェック。まずは、健診機関を確認して、受診の予約をお願いします。詳しくは、「協会けんぽ」で検索してください。
次回もどうぞお楽しみに!