第311回 Hakubiさん
- 住 吉
- 住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、3ピースバンド「Hakubi」の皆さんです。
- 片 桐
- Hakubiのボーカル・ギター、片桐です。よろしくお願いします。
- ヤスカワ
- ベースのヤスカワアルです。よろしくお願いします。
- マツイ
- ドラムのマツイユウキです。よろしくお願いします。
- 住 吉
- よろしくお願いします。
2017年に結成して、2020年にメジャーデビューされました。3人は、どういう経緯でバンドを結成することになったのですか? - マツイ
- 僕とボーカルの片桐は大学が一緒で、学部とサークルが一緒だったんですけど、サークルの中でコピーバンドを組んでいたんですよ。それで、オリジナル曲をするためにバンドを組みたいなと思って、ベースを探していて…。そのとき、ヤスカワくんとはTwitterで相互フォローしていたんですよ。
- 住 吉
- 相互フォローということは、音楽関係だから繋がっていたのですか?
- マツイ
- そうですね。でも会ったことはなくて、ベースを弾いているということだけは知っていました。
それで彼が、久々にベースを弾きたい、ライブをしたい、ということをTwitterでつぶやいていたので、僕が声をかけたという形です。 - 住 吉
- へえ~!それで、気が合って?
- ヤスカワ
- 気が合うというよりは…初対面がスタジオだったので。
- マツイ
- 初対面で、「曲を作っていきましょう」と。顔合わせとかはなくて。
- ヤスカワ
- 全然しゃべれなかったですね。
- 住 吉
- 音楽でまず会話しようと。
- ヤスカワ
- そうですね。スタジオに入って、すぐ曲を作って…という感じでした。
- マツイ
- どんな人間性かということをお互い明かさないまま、曲を作って(笑)。
- 住 吉
- それもすごいですね!やっていくうちにだんだんわかってきたのですか?
- 片 桐
- そうですね。1年ぐらいはたぶん全部わかっていなかったかもしれないですね。
- 住 吉
- 出身はバラバラということですよね?
- 片 桐
- マツイくんとアルくんは、京都生まれ京都育ちで。
- 住 吉
- そうなんですか!それもたまたま?
- 片 桐
- そうですね。私が岐阜県出身で、大学進学で京都に行って、そこで一緒になりました。
- 住 吉
- 「どういう音楽が好きか?」というのは共通していたのですか?
- 片 桐
- ルーツ的なところは結構バラバラで。私は小学校・中学校・高校までずっと、ニコニコ動画というサイトにめちゃくちゃはまっていて、ボーカロイド楽曲をめちゃくちゃ聴いていたので、そこが一番ルーツになっているんですけど、アルくんだったら、洋楽をすごく聴いていたり。
- 住 吉
- そうなんですか!
- ヤスカワ
- そうですね、UKとか。父親の影響もあるんですけど。イギリスのミューズというバンドが一番好きですね。
- 住 吉
- マツイさんはどうですか?
- マツイ
- 僕は、家族でよくカラオケに行っていたんですけど、J-POPが多くて。ドライブのときも、その週に流行っている音楽ランキングがかかっている、みたいな感じでした。
- 住 吉
- めちゃくちゃバラバラじゃないですか!人間の中身を知らずにスタジオに入って、音楽をやったら好きな音楽もバラバラで…「これ、大丈夫?」とはならなかったのですか?
- マツイ
- ならなかったですね。
- 片 桐
- 最初に私が弾き語りで楽曲を作って、「この曲をバンドにしたいんだけど…」という感じで持っていったんですよ。なので、そこは一本芯が通ってたのかなと。
- 住 吉
- なるほど。プロジェクトが決まっている中で、それぞれどのように貢献していくか、ということだったのですね。
- 片 桐
- そうですね。それぞれのルーツを生かしながら…という感じですね。
- 住 吉
- そして昨日、2ndフルアルバム『Eye』をリリースしたばかりです。先行配信シングル『Rewrite』は、TVアニメ『ノケモノたちの夜』のエンディングテーマとなっています。
すごくアップテンポな曲もあったり、しみる曲もあったり、色々な種類の曲が入っているアルバムだなと思ったのですが、どのようなアルバムに仕上がりましたか? - 片 桐
- 言っていただいたように、10曲全部、サウンドアプローチを変えていったというか、やりたいことを詰めこんだアルバムになっています。Hakubiで今までやってこなかったサウンドアプローチをしているので、自分たちの可能性を、自分たちも実感できたし、今まで聴いてくれた人にも初めて聴いてもらえる人にも、「Hakubiってこんなバンドなんだ」「こういうこともできるんだ」と思ってもらえる、可能性を広げられたアルバムなのではないかなと思います。
- 住 吉
- 色々な実験が詰まっていて…3人のバラバラの音楽性が、そういうときに生きるのでしょうね。
- 片 桐
- はい、出ていると思いますね。