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第316回 BONNIE PINKさん

第316回 BONNIE PINKさん

住  吉
住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、シンガーソングライターのBONNIE PINKさんです。おはようございます。
BONNIE PINK
おはようございます。
住  吉
昨年6月以来のご出演です。プライベートでは女の子のお子さまを育てるママでもいらっしゃいます。
今回は、デジタルシングル『Like a Tattoo』が4月7日にリリースされたばかりということで来ていただきました。とてもいい曲ですね!
BONNIE PINK
嬉しい!ありがとうございます。
住  吉
“Like a Tattoo”というインパクトの強いタイトルですが、ドラマのエンディングテーマなのだそうですね。
BONNIE PINK
そうなんですよ。『私と夫と夫の彼氏』というドキッとするようなタイトルのドラマのエンディングに選んでいただいて…。これは、先に曲があったんですよね。
住  吉
そうなんですか!
BONNIE PINK
そうなんです。2年前に書いていた曲だったんですけど、ドラマのお話があって、「この曲が合うね」ということになって。
住  吉
では、歌詞も特に合わせずに?
BONNIE PINK
はい。先にもう存在していた曲を採用していただいたという、ちょっとレアなケースかもしれないです。
住  吉
ちなみにこのドラマは、綾野綾乃さんの人気コミックをドラマ化したもので、セックスレス夫婦の夫が不倫、その不倫相手の恋人が男性という結構ディープな内容です。
BONNIE PINK
しかも、その夫の恋人の男性が、その奥さんのことも好きという…。
住  吉
もっと複雑な…!
BONNIE PINK
すごくややこしくて。私も拝見したんですけど、誰がどうしたら一番幸せなんだろう、というのがぐちゃぐちゃになってしまって…。とても面白いドラマなので、あわせてぜひ。
住  吉
曲とぴったり合っているというのがすごいですね。“痛い痛い 君に会いたい”という歌詞で始まるのですが、どうやっても誰かが傷ついて、すごく心が痛いけれども会いたいとか好きという気持ちが、ぴったりだなと思いました。
BONNIE PINK
もっとハッピーな恋愛をみんなしたいと思うんですけど、恋愛は少なからず痛みを伴う局面があるのではないかなと。何も摩擦のない恋愛なんてあまりないような気もしていて…。それで、“痛い痛い”という歌い出しから書いた曲だったんですよ。“痛い痛い”って何が痛いんだろうと、自分の中で連想ゲームのようにしながら書き進めた曲です。何をもって痛いだろうなと、自分の記憶をさかのぼると、やはり恋愛で色々痛い目にあったなということで書きました。
でも、昨今、愛情表現とかパートナーシップとか、色々な形があるじゃないですか。だから、痛みを伴ったとしてもこの人といたい、と思う恋愛もありなのかなということを思ったりします。それで、その痛みがずっとついて回るということをタトゥーになぞらえてというか…。実質、入れるとき以外は痛くないと思うんですけど、私の想像で、そばにいてほしい、一番近くにいてほしいんだけど、でも痛いんだよね…という思いを書きました。