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健康企業宣言®認定取得事業所レポート 第1回 株式会社大正オーディット様

健康企業宣言®認定取得事業所レポート 第1回 株式会社大正オーディット様

東京都世田谷区にある「株式会社大正オーディット」は、レセプト点検やデータ分析・活用などのサービスを提供する事業所です。 平均年齢が高く、さまざまな健康課題があるなかで、健康アプリの導入などにより「楽しくゆっくりと」をモットーに健康経営に取り組まれ、健康企業宣言STEP1の銀の認定を取得されています。今回は、その大正オーディットの健康経営を支える推進メンバーの皆さんにお話を伺いました。

株式会社大正オーディット 健康経営推進メンバー
株式会社大正オーディット 健康経営推進メンバーの皆さん
(左から高橋さん、勝俣さん、小幡さん、千葉さん、柴谷さん)

健康的な行動をするとポイントが貯まる健康アプリで、社内で競争

御社が健康企業宣言に応募された理由をお聞かせください。

小幡

弊社は、社員の平均年齢が49歳くらいで20代がほとんどいなく、50代が多いという状況です。また、系列会社も喫煙率が高いことなどを鑑み、継続可能な会社として成長していくためには原動力である社員の健康が重要であると感じました。そこで、社員の健康課題を明確にし、きちんとPDCAを回して結果を出すことを目的として、系列会社も含めて応募しました。

社長秘書 小幡尚子さん
社長秘書 小幡尚子さん

まず、社員全員にアンケートを実施されたそうですね。

小幡

保健師と相談し、支店も含め全社員を対象に、健康づくりのためのアンケート調査を行って課題を洗い出しました。

そのなかで見えてきた健康課題は大きくは2つ、「受動喫煙の環境整備」と「運動不足解消」です。前者については、弊社は女性が多いにもかかわらず喫煙率が高いことがわかりました。フロア内に喫煙室があったので、受動喫煙の害は大きな問題としてとらえました。たばこを吸わない社員から「煙が気になる」という声が挙がっていたこともあり、喫煙室をなくし、フロアは全面禁煙としました。

後者については、社員の認識を改めてもらうところからスタートし、「楽しくゆっくりと……」をモットーに、成果を出せる取り組みを考案しました。

2018年2月に、スマートフォン用の健康アプリを導入されたそうですね。

小幡

はい。アプリを起動すると1日1ポイント、食事の写真を撮るとまた1日1ポイント、歩数が5000歩になると1ポイント、というように、社員がアプリで健康的な行動をとるたびに「健康ポイント」が貯まるというものです。社員には、そのポイント分がアマゾンギフト券として還元されます。

スマートフォン用の健康アプリ
アプリには同年代や地域内の歩数ランキングも表示される

弊社では、さらに部門長をリーダーとしてチームを組み、ポイントの個人順位とチーム順位のランキングを毎月発表しています。発表日にメール配信して、会社のエントランスのモニターにも表示されるので皆で一緒にも見られます。

勝俣

小さなことを毎日積み重ねていけばポイントは自然に貯まっていくんですが、コツコツと継続するのは難しい。それって結局、健康づくりと一緒なんですよね。

小幡

そう。目的は習慣化してもらうことと、やはり自分の体を気にしてもらうということですね。

はじめのうちは、ランキング上位者は同じ人が続いていましたが、上位の人にポイントを稼ぐコツを聞いたり、工夫する人が出てきたりして、いろいろな人が上位に入ってくるようになり面白くなりました。

高橋

さっきちょうどお昼に千葉と、食事の写真を撮ったり、「今日何ポイント行ってる?」なんて話していました。

小幡

ランチタイムなどにそんな会話が生まれることで、お互いの健康管理の状況がわかったり、仕事を離れてのコミュニケーションのきっかけになったりというのも、アプリ導入の利点です。上司が、部下の体調が気になっていてもストレートには聞きにくいものですよね。でも「ポイントいくつになった?」とか「今日、朝食の写真撮った?」という声がけは自然にできますし、その人の生活や状況がわかります。

ただし、そうやって活用していくには、まずはリーダーが率先して使っている必要があります。社長から何度も健康経営の取り組みのお話しをしてもらったことが一番効果的でした。2018年にこのアプリを導入した会社のなかでは、弊社の成果が1位を獲得したそうです。そのおかげで、NHKテレビ番組から取材を受けて放映されたり、厚生労働省主催のデータヘルス・予防サービス見本市で会社の取り組みが紹介されたりと嬉しい成果ももたらしました。