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健康企業宣言®認定取得事業所レポート 第2回 東京西サトー製品販売株式会社様

健康企業宣言®認定取得事業所レポート 第2回 東京西サトー製品販売株式会社様

東京西サトー製品販売株式会社 健康経営推進メンバー
左から黒瀬さん、横川社長

「健康経営のために」ではなく、みんなで楽しんで取り組む

健康企業宣言に応募した当初の課題や、新たに取り組まれたようなことは、ほとんどなかったのでしょうか。

黒瀬

健康管理については、概ね問題はなかったですね。STEP2の取り組みを始めてから、ストレスチェックを取り入れたりしました。

横川

それまでは、メンタルヘルスについてはタブーのようなところがあったので、STEP2の取り組みから話題にしやすくなったと思います。それから、業務改善をやったことが大きかったですね。

パート従業員が正社員登用されていった時期に、短時間正社員制度を設けました。自分の基準で考えると、女性は帰ってからの仕事がたくさんあるので。子育ては一時(いっとき)ですし、できるだけ関わったほうがいいと思うんです。女性がほとんどの会社ですし、皆さん子どもがいますので、そのあたりは理解があります。

黒瀬

残業を減らすため、仕事自体を減らす必要がありました。自己流で行われていた事務処理を統一したり、不要な作業などないかの再検討や情報共有を徹底したり……。約2年かけて業務改善をしました。

今はノー残業デーを毎月設けていて、「3時に帰ろう」という“プレミアムフライデー”も年に4回ほどあります。会社のイベントとして、みんなが見て楽しめるように、「3時に帰ってこんなことやりました」とブログに出したりしています。

それが健康企業宣言の取り組みになっていたと気付いたのは後々のことです(笑)。

横川

弊社はすべてにおいて自由参加が基本です。強制されると「健康経営のためにやらされるのか」みたいになってくるので(笑)。そうなると主旨が本質から離れてしまいます。

「私もやりたい」「どこ行こうか?」っていう気持ちになって、楽しくやってほしい。だから、やりたくない人は、ストレスになるので強制はしません。健康企業宣言自体も、黒瀬には「これが負担になるんだったら点数がとれなくていい」と言っていました。

黒瀬

この会社の実情に合っていないものだったら、点数がとれなくても構わないと。認定証がほしくてやっているわけではないので。

金銀の認定を受けるうえで一番苦労されたのはどのような点でしたか?

黒瀬

認定申請には取り組みを具現化するために大量の書類が必要となり大変でしたが、東京商工会議所から派遣していただける健康経営アドバイザーの方の助けを借りて、乗り切りました。

金の認定
入口に飾られた「金」の認定
横川

振り返ってみると、これまでやったことで大変だったのは、禁煙など、何か新しく始めるものに対してのみんなの違和感を払拭して、当たり前に変えていくというところですね。

今はうちの会社は喫煙者ゼロですが、以前は結構いて、私も元々喫煙者でした。やめたらものすごく健康になったので、全面禁煙にしたところ、最初はとても反発がありました。でも、受動喫煙の害について独自に勉強し、資料を作ってみんなに回覧して、どれだけ体に悪いかを理解してもらったんです。喫煙は体に悪いことなので、従業員の健康を優先に考え、これに関してだけは私は強制しました。

2年間の歩数キャンペーンがきっかけで、健康習慣が身についた

黒瀬

運動に関しては、2年前に立川商工会議所で、体組成計や歩数計のメーカーさんとの共同事業として開催されていた歩数キャンペーンに参加しました。

横川

最初は抵抗がある人もいました。体重を量ってメーカーさんに送信するわけですから。でも、始めてしまえばみんな、歩数を稼ぎたくなるし、競争心も生まれてきて。いつの間にか、歩数計を持っている人が多くなり、それに関する会話も増えてきましたね。

営業ソリューション本部マーケティング課 黒瀬由美さん
営業ソリューション本部マーケティング課 黒瀬由美さん
黒瀬

社長が内緒で歩数を集計して、忘年会のときに抜き打ちで表彰式をやったら、みんなびっくりしていましたよね。仕事じゃなくても、会社全体の取り組みをちゃんとやってくれた人にはお礼の気持ちを、という社長のサプライズは大成功でした。

横川

2年目からは歩数計は全員に配布しました。もちろん、強制ではありませんが。歩数計をつける生活によって、みんなに「健康経営に参加しているんだ」という意識がめばえて、ストレスチェックでもなんでも、やりやすくなりました。

黒瀬

キャンペーンが終わってからは歩数計を持つ人は減りましたが、健康的な食生活や活動をすることはいいことだという意識は、みんなのなかに残っています。この2年間で染み付いたのでしょうね。

横川

みんな自然と、5階まで階段を使ったりね。

トレッキング部もあるとのことですね。

横川

社員旅行でトレッキングをやったのがきっかけで「楽しいし健康にもいいね」ということで、2018年度は3回行っています。みんなの予定を聞いて、家族の方もお子さん含めて何人か来られるので、多い時は総勢20名で行きました。

トレッキングでは、会社の上下関係は一切関係なくなります。つらいときは支えてもらったりして、みんなで頂上まで登るとすごく達成感があるので、おすすめです。