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健康企業宣言®認定取得事業所レポート 第3回 株式会社光陽社様

健康企業宣言®認定取得事業所レポート 第3回 株式会社光陽社様

株式会社光陽社 健康づくり推進委員会メンバー
株式会社光陽社 健康づくり推進委員会の皆さん
(左から千葉さん、松尾さん、市川さん)

環境対応と健康経営の2つを主軸に邁進

今後も健康経営を継続していかれるうえで、展望や課題はありますか?

千葉

弊社は、環境対応と健康経営の2つを両輪として力を入れています。弊社のように印刷工場を持つ企業は、有機溶剤を使うことによって環境に影響のあるVOCが発生します。地球によくないものは健康にもよくないですから、VOC削減対策等の環境対応をすることにより、社員の健康にもよい影響があります。

日本印刷産業連合会という印刷の団体が主催する環境優良工場という表彰があるのですが、過去に会長賞を受賞しました。今年度はさらにその上を目指してチャレンジしているところです。

また、仕事上での肉体的な疲労を軽減することによって、印刷業界のイメージアップや女性でも働きやすい職場環境づくりにつながります。環境対応は健康経営にもリンクしていますので、両方を進めていくことが大切だと感じています。

松尾

とはいえ課題もあります。健康経営を推進して1年目の2018年度は、健康診断における有所見者が81%から47.4%になりました。しかし、慣れてくると順応してしまったのか2019年度、2020年度は横ばいで、またちょっと有所見者数が上がってきてしまったので、今後検討が必要だと感じます。

千葉

1年で半減できたというインパクトが大きかったので、またがんばりたいです。

とにかく楽しみながらできることを始めてみよう。継続は力なり

最後に、これから健康企業宣言にチャレンジする事業所様や、まだ最初の一歩が踏み出せないという事業者様へのアドバイスやメッセージをお願いいたします。

松尾

健康経営は会社と社員が一緒になって取り組まないとできないので、会社側は社員が楽しみながら継続できることを考えることですね。一方的に会社から押しつけられても、社員はなかなか実行してくれないものなので、いかに巻き込んで継続させるかが大切で、私たちとしても今後の課題にもなるかなと思います。

金の認定証と健康経営優良法人認定証
入口に掲示されている「金」の認定証と健康経営優良法人認定証
千葉

とにかく簡単なことから何かしらやってみることですね。社員のためになることですし、社員が健康になることは会社全体に活力が生まれることですから。まず一歩踏み出して、その後続けるということですね。継続は力なりで、1年でやめてしまったら意味がないので、やり続けることが秘訣なのではないでしょうか。

ありがとうございました。引き続き、健康経営を続けていってくださいね。