健康企業宣言®認定取得事業所レポート 第7回 パルシステム生活協同組合連合会様
パルシステム生活協同組合連合会の健康経営に尽力された皆さん
(左から泉さん、竹原さん、牧野さん、原さん)
協会けんぽの進捗管理表を利用し、取り組みを「見える化」し共有
どちらも素敵な取り組みですね。健康企業宣言の認定を取得されるうえで、工夫された点はありましたか?
- 原
工夫したところというと、協会けんぽのホームページに掲載されているSTEP1で取り組むべき項目と進捗管理表に沿って、牧野と竹原のほうで計画的にスケジュールに書いて落とし込んでいき、安全衛生委員会で共有して、全体を「見える化」できるように進めていったところでしょうか。
- 牧野
そうですね。協会けんぽの進捗管理表が、いろんな項目が網羅されているので、一番やりやすいように感じました。すでに達成できている項目もかなりありましたが、「ここが弱いかな?」といったところもわかりやすく、足りないところを補いながら計画を立てて1年間取り組みました。
今年度も、スケジュールを確認しながら、「秋ごろに行う運動に関するキャンペーンの準備をそろそろ始めよう」といったやり取りに活用させていただいています。
われわれの組織の内容に合わせて、進捗管理表の項目を見ながら、人事のもの、総務のもの、安全衛生委員会のもの、というように他部署の1年間の活動もひと目で確認することができ、とても役立ちました。
また、この内容に沿って取り組んでいくと労働安全衛生法の基準もクリアすることにもなり、一石二鳥でした。人事教育部 牧野洋子さん
メンタルヘルス関連の対策については、いかがでしょうか?
- 竹原
「心と体の健康相談窓口」を設けていまして、産業医の精神科の医師と私とで担当しています。メンタルの問題については、予防が一番大切ですので、少しでもつらいことや負担に感じることがあったら、いつでも相談できる雰囲気づくりを重視しています。
休職になった場合でも、復職の際の通勤練習などもしっかりと行う体制をとっていますので、休職しても退職する職員は少ないです。専務理事による健康経営宣言のポスターが掲示されている
- 牧野
昨年は、以前に受けた人も含めて管理職全員にメンタルヘルスのラインケアの研修を受けてもらいました。管理監督者が、部下の「いつもと違う」という変化に気づき、いち早く対策とケアができることを目指しています。