文字サイズ

肝炎ウイルス検査-肝臓がん予防のために必ず一度は受けよう

肝炎ウイルス検査-肝臓がん予防のために必ず一度は受けよう

陽性と判定されたら、消化器内科や肝臓内科で精密検査を

肝炎ウイルス検査で陰性だった場合は、「感染はしていない」あるいは「感染している可能性は低い」と考えられます。この場合、検査を受けた日を覚えておき、その後、何か自覚症状などがあれば、再度検査を受けましょう。

陽性と判定された場合は、「ウイルスに感染している」あるいは「感染している可能性が高い」ということになります。この場合は、なるべく早く医療機関で受診し、現在の肝臓の状態を調べてもらうことが重要です。

肝炎ウイルスに感染したまま放置すると、自覚症状なしに慢性肝炎となり、さらに肝硬変、肝臓がんへと進行する危険があります。近年、ウイルス性肝炎の治療はめざましく進歩しており、たとえ肝炎ウイルスに感染していても、適切な治療を受けることで、肝硬変や肝がんへの進行を防ぐことができるようになりました。ですから、陽性と判定された場合は、必ず専門医(消化器内科、肝臓内科)を受診し、精密検査を受けるようにしましょう。

精密検査は、初回に限り、検査費用の助成を受けることができます。対象者は、1年以内に肝炎ウイルス検査において陽性と判定された人で、定期的な状況確認の連絡(フォローアップ)を受けることに同意することが条件となります。具体的な検査費用助成の内容については、お住まいの都道府県の担当窓口にお問い合わせください。

安田 聖栄 先生

監修者 安田 聖栄 先生 (医療法人社団あんしん会 四谷メディカルキューブ 理事長 兼 健診センター長
東海大学医学部客員教授)
1977年大阪大学医学部卒業、2008年東海大学医学部消化器外科教授、同付属病院副院長、2016年より四谷メディカルキューブ理事長。日本外科学会、日本消化器外科学会、指導医・専門医。著書は『最新のがん検診がわかる本』(法研)、『一般診療医のためのPET画像の見かた』(金原出版)、『エッセンシャル医療安全』(金原出版)、『がんのPET検査がわかる本』(法研)など。