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2014/3/7
さわら……春を告げる魚、さわらで生活習慣病を予防しよう

【監修】 小池澄子 先生 管理栄養士、料理研究家

主な栄養成分

たんぱく質 / ビタミンB2 / ナイアシン / カリウム

その他の有効成分

EPA(エイコサペンタエン酸) / DHA(ドコサヘキサエン酸)

さわらの効用

血液をサラサラにし、脳の健康に役立ちます
旬の時期のさわらは脂肪含有量が10%にもなります。さわらは、青背の魚であるさばの仲間で、脂肪分はさばよりも低く、EPA、DHAはさばとほぼ同等に含んでいます。EPA、DHAは、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、心筋梗塞や脳卒中などを防ぐとされます。特にDHAは脳の神経細胞を活性化させ、脳の老化や認知症の予防に役立つと言われています。

高血圧予防に役立ちます
さわら一切れ(100g)のカリウム含有量は約490mgで、魚の中ではトップクラスです。カリウムには血圧を下げる効果が認められています。

薬食メモ

○瀬戸内海や和歌山など関西地方では春が旬ですが、関東では秋から早春の脂ののった「寒さわら」が味がよくなります。

○くせがなく身が柔らかいので、刺し身、塩焼き、照り焼きのほか、京の西京みそを使った西京漬けにもよく使われます。

○さわらの卵は、ぼらと同様天日干しにして、からすみの材料になります。

○さわらの水分量は約70%近くにもなり、身が柔らかいため、調理中に形を崩さないよう気をつけましょう。

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