協会けんぽ 健康サポート PCサイト

2 メンタルヘルス 自分でできる―メンタルヘルスケア

2014年12月12日配信 連載49回
何気ないコミュニケーションでストレスが軽くなる

1

職場で心のトラブルを防いだり、解決したりするためには、組織で系統立てて対応する「ラインでのケア」が大切。ラインでのケアがスムーズに働くために最も大切なのが、日頃の何気ないコミュニケーションといえます。

【監修】 山本晴義 先生
医学博士 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長
神奈川産業保健総合支援センター相談員 埼玉学園大学大学院客員教授

日頃のコミュニケーションが心のトラブル防止に役立つ

職場での心のトラブル対策には、系統立てて組織的に対応する「ラインでの心のケア」が重要視されています。このラインでのケアで大切なのが日頃のコミュニケーション。朝、「おはよう」と声をかけたり、会社を出るときに、「お先に失礼します」「お疲れ様」と声をかけ合うことで、ストレスの溜まり度合いも違ってきます。

あたりまえ、と感じるかもしれませんが、こうしたコミュニケーションは、部下や同僚の「いつもと違う」様子に気づくことにつながります。「いつもと違う」と感じたとき、「元気がないみたいだけど、どうしたの?」と声をかけることができます。コミュニケーションが希薄にならないように心がけることが、職場での心のケアの基盤づくりといえます。

居心地のよい職場環境づくりには、照明や温度・湿度、作業レイアウトなども大切ですが、それとともに、日頃の何気ないコミュニケーションも忘れずに心がけましょう。

風通しのよい職場環境づくりでストレスが軽減

近年、職場環境として、パーテーションで仕切られて私語は厳禁、昼食や休憩中も一人で過ごし、1日誰ともコミュニケーションをとらない……。コンピュータ化、IT化が進んで、上司が部下を管理するにもデータや数字だけをよりどころにするような風潮もあります。同じフロアや隣に座っている同僚との会話さえメールで行う、という人も多いのではないでしょうか?

心のトラブルが多く発生するのは、会話がなく助け合うことが少ない職場です。こうした環境は、個々人だけでなく、職場の上司など管理監督者が中心となり、組織としての改善も必要となるでしょう。日頃から、周囲の人とちょっとした相談ができる、風通しのよい雰囲気の職場環境づくりが求められます。

風通しのよい職場づくりへのヒント

●適度な雑談ができる
仕事中にも業務に関連した雑談などは、適度にできるのが理想的。

●適度に休憩がとれる
1時間に1回程度、机から離れてリフレッシュをすることが望ましい。

●可能なら、窓を開けるなど、文字通り風通しをよくする
空調でコントロールするだけよりも、自然の風に触れることがリフレッシュにつながる。

●昼休みをきちんととり、ときには誘い合って食事をする
食事を一緒にとることでコミュニケーションもとりやすくなる。

サイト内 関連記事