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2 メンタルヘルス 自分でできる―メンタルヘルスケア

2016年3月11日配信 連載64回
心も体も社会的にも健康であることを目指そう

心と体の健康は大切ですが、それだけでは不十分。社会の中で認められ、他人から必要とされ、安心できる居場所がある「社会的」にも健康であることがそろって、本当に健康であるといえるのではないでしょうか。

【監修】 山本晴義 先生
医学博士 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長
神奈川産業保健総合支援センター相談員 埼玉学園大学大学院客員教授

病気がないことが「健康」とはいえない

あなたは今、健康ですか?

単に「病気ではない」ことが大切なのではありません。よく「どこも悪いところがないから健康だ」という人がいますが、病気ではないから、すなわち健康であるとはいえません。

WHO(世界保健機関)の憲章前文にも「健康とは、完全な肉体的、精神的、および社会的福祉の状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない」とあるように、本当の健康とは、心も体も、生活面でも、さらに「社会的」にも健康である状態を指します。

とくに心の健康においては、この「社会的」にも健康であることが重要です。


本当に健康であるために必要な3つの健康

お互いに支え合い、存在価値を認め合うことが大切

「社会的」にも健康である状態とは、人から必要とされ、家庭や職場に自分の役割があること、社会の中に自分の居場所を感じられる状態といえるでしょう。

過度の競争社会の中で、「他人がどうなろうと自分さえよければ」と考えがちですが、人はやはり一人では生きていけません。他人とのかかわりやコミュニケーションを大事にすることによって、信頼関係を築くことができ、自分も周囲も大切にできるようになるものです。私たちはお互いに支え合い、存在価値を認め合っていくことが大切なのです。

家庭や職場の問題で悩みすぎて、追い詰められてしまわないように、お互い助け合ってストレスをコントロールしてください。なんらかの志をもって始めた「志事」を追い詰められて命を縮める「死事」にしないよう……一人で悩まず、誰かに相談しましょう。

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