アルコールは「エンプティカロリー」だから太らない、ってホント?
焼酎やウイスキーより、ビールや日本酒、ワインなどのほうが高エネルギー量
厚生労働省が提唱する「健康日本21」では、1日の適量飲酒量を純アルコール換算で20gとしています。これをお酒の種類によりどれくらいの量になるか換算すると、以下のようになります。
醸造酒 | ビール | 中びん1本強 | 540ml | 216kcal |
日本酒 | 1合 | 180ml | 196kcal | |
ワイン | ワイングラス2杯弱 | 220ml | 161kcal | |
蒸留酒 | 焼酎(35度) | 1/2合弱 | 70ml | 144kcal |
ウイスキー | ダブル | 60ml | 142kcal |
これを見ると、醸造酒のエネルギー量が高いことがわかります。これは、醸造酒にはアルコールのほかに糖質やたんぱく質が含まれているためで、蒸留酒と比べれば肥満につながりやすいといえるでしょう。
食欲増進作用、おつまみも要注意
また、アルコールは、「食前酒」として使われるように食欲増進の作用があります。お酒の席でポピュラーなおつまみには、鶏のから揚げやぎょうざ、ポテトサラダといった高カロリーのものが少なくありません。アルコールで太るという場合、こうしたおつまみが好まれることも大きな原因。アルコールが刺激する食欲にまかせ、「よく食べ」かつ「よく飲む」といった生活が続けば、どのような結果が待ち受けているかは容易に想像がつくというものでしょう。