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アルコールは「エンプティカロリー」だから太らない、ってホント?

アルコールは「エンプティカロリー」だから太らない、ってホント?

焼酎やウイスキーより、ビールや日本酒、ワインなどのほうが高エネルギー量

厚生労働省が提唱する「健康日本21」では、1日の適量飲酒量を純アルコール換算で20gとしています。これをお酒の種類によりどれくらいの量になるか換算すると、以下のようになります。

醸造酒 ビール 中びん1本強 540ml 216kcal
日本酒 1合 180ml 196kcal
ワイン ワイングラス2杯弱 220ml 161kcal
蒸留酒 焼酎(35度) 1/2合弱 70ml 144kcal
ウイスキー ダブル 60ml 142kcal

これを見ると、醸造酒のエネルギー量が高いことがわかります。これは、醸造酒にはアルコールのほかに糖質やたんぱく質が含まれているためで、蒸留酒と比べれば肥満につながりやすいといえるでしょう。

食欲増進作用、おつまみも要注意

また、アルコールは、「食前酒」として使われるように食欲増進の作用があります。お酒の席でポピュラーなおつまみには、鶏のから揚げやぎょうざ、ポテトサラダといった高カロリーのものが少なくありません。アルコールで太るという場合、こうしたおつまみが好まれることも大きな原因。アルコールが刺激する食欲にまかせ、「よく食べ」かつ「よく飲む」といった生活が続けば、どのような結果が待ち受けているかは容易に想像がつくというものでしょう。

小池 澄子 先生

監修者 小池 澄子 先生 (管理栄養士、料理研究家)
女子栄養大学生涯学習講師ほか、複数の大学で非常勤講師を勤め、企業などで健康管理に関わる。食と自然と人を結ぶネットワーク有限会社カナ代表。現在は、クリニックや保育園での栄養相談やアドバイザー、地域で子育て支援、離乳食教室、講演、オーガニック菜食研究など行っている。栄養、料理、農場を通じて心と体と社会の健康を高める情報やレシピを提供し、“命を繋げてゆく食”を柱に食育活動展開中。著書に『簡単でおいしいおやつ』(かもがわ出版)、『おいしい山歩き』(大月書店)、『ステップアップ離乳食』(学習研究社)、『初めての離乳食』(ベネッセコーポレーション)、『黒豆健康生活』(青春出版)など多数。