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ごはんはパンやめん類よりダイエットに有利、ってホント?

ごはんはパンやめん類よりダイエットに有利、ってホント?

どんな料理とも相性がよいごはん

ごはんの利点はまだあります。それは、どんな料理とも相性がよいこと。洋食や中華料理、あるいはインド料理や地中海風の料理でも、ごはんと一緒においしく食べられることは皆さん経験済みかもしれません。

こうして、さまざまな食材を多くの料理で楽しむことで栄養バランスをとりやすくなります。女子大生約1,700人を対象にした調査では、朝食がほぼ毎日ごはん食の人のほうが、ほとんどパン食の人よりビタミン、ミネラル、食物繊維などの摂取量が多く、脂質やエネルギー量は抑えられていたそうです。

伝統的な和風の食卓は栄養バランスなどが理想的

しかし、主食がごはんであっても、おかずに揚げ物や炒め物など油を使った料理や脂肪の多い肉などの食材を好んでとっていては、太る心配が出てくるのは当然。その点、ごはんのおかずに脂肪の少ない魚料理や野菜の煮物、酢の物、納豆、みそ汁などを揃える伝統的な和風の食卓は理想に近いと言えそうです。欧米では、昭和50年代の日本の食生活が、総摂取エネルギーに占める脂肪の割合や各種栄養素のバランスが理想的であるとして注目されているそうです。

米は精白米ではなく精米度を抑えるほど米そのものが持っているビタミン、ミネラル、食物繊維が多くとれます。噛む回数も自然に増えますから、玄米や分づき米などにすれば、さらに早食いや食べ過ぎを防いで満腹感も得やすくなるでしょう。

小池 澄子 先生

監修者 小池 澄子 先生 (管理栄養士、料理研究家)
女子栄養大学生涯学習講師ほか、複数の大学で非常勤講師を勤め、企業などで健康管理に関わる。食と自然と人を結ぶネットワーク有限会社カナ代表。現在は、クリニックや保育園での栄養相談やアドバイザー、地域で子育て支援、離乳食教室、講演、オーガニック菜食研究など行っている。栄養、料理、農場を通じて心と体と社会の健康を高める情報やレシピを提供し、“命を繋げてゆく食”を柱に食育活動展開中。著書に『簡単でおいしいおやつ』(かもがわ出版)、『おいしい山歩き』(大月書店)、『ステップアップ離乳食』(学習研究社)、『初めての離乳食』(ベネッセコーポレーション)、『黒豆健康生活』(青春出版)など多数。