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病院での測定で正常血圧でも安心できないことがある、ってホント?

病院での測定で正常血圧でも安心できないことがある、ってホント?

家庭血圧を測ろう。特に早朝の値が重要

仮面高血圧のリスクが高いのは主に以下のような人です。

高血圧で降圧薬を服用している/正常高値血圧(130~139/85~89mmHg)である/喫煙する・アルコールをたくさん飲む/職場や家庭で精神的ストレスが多い/忙しく動き回るなど身体活動度が高い/肥満・メタボ・糖尿病である/普段でも心拍数が高い/起立性高血圧・低血圧がある/心臓に障害や疾病がある

血圧が気になる人は、家庭でも毎日血圧を測って自分の血圧の変動を知っておきましょう。家庭なら決まった時間に定期的に血圧が測れるので、高血圧のタイプを知ることができます。特に早朝の血圧値は高血圧を見つけるのに大変重要とされています。起床後2時間以内で排尿を済ませた後、2~3分の間を空けて2回測り、2回目を記録します。この値が家庭血圧の正常値(135mmHg未満/85mmHg未満)をたびたび超えるようなら、専門医に受診したほうがよいでしょう。

24時間血圧計への期待

最近、ウエアラブル端末が続々登場しています。穿刺しなくても測れる連続血糖測定もできるようになってきました。持続血圧測定器にも期待が集まっています。今まで測定しにくかった夜間や仕事中の血圧を測定し、より理想的な血圧管理ができるとよいと思います。

荒木 葉子 先生

監修者 荒木 葉子 先生 (産業医・内科医 荒木労働衛生コンサルタント事務所所長)
慶應義塾大学医学部卒業後、内科・血液内科専攻。カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学。報知新聞社産業医、NTT東日本東京健康管理センタ所長を経て、現在荒木労働衛生コンサルタント事務所所長。内科専門医・産業医・労働衛生コンサルタント。企業の労働衛生と半蔵門病院で内科診療を行う。主な著書に『臨床医が知っておきたい女性の診かたのエッセンス』(医学書院)、『働く女性たちのウェルネスブック』(慶應義塾大学出版会)など。