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男性の生活習慣病は30代から! 放置できない痛風・高尿酸血症

男性の生活習慣病は30代から! 放置できない痛風・高尿酸血症

高尿酸血症を防ぐには生活習慣を見直す

高尿酸血症を予防・改善するには、以下のようなポイントに気をつけて、生活習慣を改めることが重要です。メタボ予防につながるのはもちろん、40代前後の男性に多い脂肪肝(「お酒を飲まない人も要注意の「脂肪肝」。肝硬変や肝がんの危険も」参照)対策にもつながります。

  • 肥満を防ぐ……脂肪や糖質の多い食事を摂り過ぎない。肉類や主食の食べ過ぎ、糖分の多い飲み物の飲み過ぎにも注意。
  • ストレス解消の工夫……ストレスも尿酸値を上げる。ウオーキングやジョギングなど適度な有酸素運動を定期的に行うと、ストレス解消と肥満予防が期待できる。
  • 意識して水分補給……尿量を増やして尿酸の排泄を促す。水やお茶などで1日2Lが目安。
  • 飲酒は適量に……アルコール摂取量が多いほど痛風発症のリスクが高まる。肝臓では脂肪酸が合成され中性脂肪もたまりやすい。
  • 睡眠不足を防ぐ……睡眠時間が足りないと、レプチンという食欲抑制ホルモンの分泌が減り、逆にグレリンという食欲増進ホルモンが増えて太りやすくなる。

まだ30代だからと油断せず、多忙ななかでもこれらに気をつけて、定期健診も毎年必ず受けましょう。もちろん、健診後には結果をきちんと確認し、自身の生活を振り返ってほしいものです。

参考文献

  • 日本痛風・核酸代謝学会ガイドライン改訂委員会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第2版」および「高尿酸血症・痛風治療のガイドライン第2版[2012年追補 ダイジェスト版]」、2012年

荒木 葉子 先生

監修者 荒木 葉子 先生 (産業医・内科医 荒木労働衛生コンサルタント事務所所長)
慶應義塾大学医学部卒業後、内科・血液内科専攻。カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学。報知新聞社産業医、NTT東日本東京健康管理センタ所長を経て、現在荒木労働衛生コンサルタント事務所所長。内科専門医・産業医・労働衛生コンサルタント。企業の労働衛生と半蔵門病院で内科診療を行う。主な著書に『臨床医が知っておきたい女性の診かたのエッセンス』(医学書院)、『働く女性たちのウェルネスブック』(慶應義塾大学出版会)など。