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脳もメタボな生活で衰える! 今からできる認知症予防

脳もメタボな生活で衰える! 今からできる認知症予防

食生活・有酸素運動で認知症を予防

食生活では、ごはんやパンなどの炭水化物をメインとする高エネルギー食、低たんぱく食、低脂肪食は、MCIや認知症のリスクを高めると考えられています。*3 たんぱく質をたっぷり摂り、脂質も適度に摂るようにしましょう。

一方、適度な運動を行うことも生活習慣病の予防や脳の活性化に有効です。テニスやゴルフ、サイクリングなど、好きなスポーツはもちろん、ウオーキングや散歩でもよいでしょう。

また、ゲームや囲碁・麻雀、映画・演劇鑑賞といった趣味の活動や、友達に会ったり旅行へ行ったりすること、ボランティア活動などの社会活動も、認知症全般やアルツハイマー型認知症の発症を予防できる可能性があるとされています。男性は特に仕事一辺倒になりがちですが、在職中から趣味をもっておき、退職後も続けられるとよいでしょう。

なお、認知症は高齢者だけでなく働き盛りの世代でも発症することがあります。若年性認知症と呼ばれ、40~50歳代の男性に多い傾向がありますから、今から予防を心がけることが大切でしょう。

参考文献

  • *1 厚生労働省「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」、2015年
  • *2 朝田隆ほか「都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応」調査研究報告書、2013年
  • *3 日本神経学会「認知症疾患診療ガイドライン2017」、2017年

荒木 葉子 先生

監修者 荒木 葉子 先生 (産業医・内科医 荒木労働衛生コンサルタント事務所所長)
慶應義塾大学医学部卒業後、内科・血液内科専攻。カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学。報知新聞社産業医、NTT東日本東京健康管理センタ所長を経て、現在荒木労働衛生コンサルタント事務所所長。内科専門医・産業医・労働衛生コンサルタント。企業の労働衛生と半蔵門病院で内科診療を行う。主な著書に『臨床医が知っておきたい女性の診かたのエッセンス』(医学書院)、『働く女性たちのウェルネスブック』(慶應義塾大学出版会)など。