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尿たんぱくが陽性……どんな病気の可能性がある?

尿たんぱくが陽性……どんな病気の可能性がある?

CKDを防ぐには、生活習慣の改善を

CKDの原因としては、慢性糸球体腎炎など腎臓そのものの病気のほかに、肥満や高血圧、糖尿病など生活習慣病が重要視されています。これらは全身の血管に障害を及ぼす病気であり、毛細血管が張り巡らされた腎臓はその影響をとても受けやすいのです。そこで、CKDにならないためには、以下のような生活習慣の改善に取り組むことが重要です。

●減塩……高血圧を防ぐため、塩分の多い食品の摂取を控え、減塩食品も上手に利用しましょう。

●肥満の予防・解消……内臓脂肪型肥満は動脈硬化につながり、腎臓の血管にも悪影響をもたらします。食べ過ぎや脂肪のとり過ぎに注意が必要です。

●水分補給……体内に十分な水分があると、老廃物を排出するとき腎臓の負担が軽くなります。1日に1Lを目安にこまめに水分をとりましょう。

●運動……ウオーキングやジョギングなど、少し苦しいくらいで長く続けられる有酸素運動は肥満や高血圧、高血糖の予防・改善効果が期待できます。できれば毎日30分程度を目標に行いましょう。


板倉 弘重 先生

監修者 板倉 弘重 先生 東京大学大学院医学研究科卒。同大学第三内科、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授、茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授等を経て現職。日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。