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何年も健康診断を受けていない妻。元気だから心配ない?

何年も健康診断を受けていない妻。元気だから心配ない?

被扶養者には協会けんぽから費用の一部補助

協会けんぽの40~74歳の被扶養者(家族、任意継続被保険者の家族も含む)なら、特定健診を受けた場合は、年度内に1人1回に限り協会けんぽから健診費用の一部(最高7,150円)を補助してもらえます。協会けんぽから受診券がきたら、協会けんぽのホームページで行きやすい健診実施機関を選んで予約しましょう。新型コロナ感染が不安になるかもしれませんが、医療機関や健診会場では、換気や消毒などの感染予防対策はしっかりと行われているはずです。

また、メタボリックシンドロームをはじめとする生活習慣病だけでなく、がんが心配な人も多いでしょう。厚生労働省が定期的な検診受診を推奨している胃、肺、大腸、乳房、子宮頸部の5つのがん検診については、基本的に住んでいる市区町村で無料または少額で受けることができます。特に女性では、乳がん検診を40歳から2年に1回、子宮頸がん検診は20歳から2年に1回受けることが推奨されています。これらのがんは、罹患率や死亡率が高いものの、検診が早期発見・治療に結びつき、集団の死亡率が下がることが科学的に証明されています。

会社勤めの人は、自分が健診を受けたなら、家族にも受けるようにぜひ勧めていただきたいものです。


板倉 弘重 先生

監修者 板倉 弘重 先生 東京大学大学院医学研究科卒。同大学第三内科、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授、茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授等を経て現職。日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。