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家で血圧、測っていますか?健診で正常でもキケンなことも……

家で血圧、測っていますか?健診で正常でもキケンなことも……

生活習慣全般の見直しで、適正血圧を保とう

減塩のほかにも、以下のような行動が高血圧予防につながります。

飲酒は適量に……適量なら血管を広げて血圧を下げますが、多量の飲酒は逆効果です。日本酒なら1合、ビールなら中びん1本程度、女性はその半分程度に抑えましょう。

適正体重を維持……1.0kgの減量で、収縮期血圧は1.1mmHg、拡張期血圧は0.9mmHg低下するというデータがあります*1。適正体重をめざしましょう。
適正体重=身長(m)×身長(m)×22

習慣的に有酸素運動を……ウオーキングやジョギングなどの有酸素運動には、血圧を下げる効果があります。「ややきつい」と感じる程度の強さで、毎日トータルで30分以上実践しましょう。

ウィズコロナの時代、高血圧だと新型コロナウイルスに感染しやすい・重症化しやすいのではないかと心配になりますが、現在のところ、高血圧が直接の原因になることはないと考えられています。とはいえ、高血圧を原因とする心臓病や腎臓病がある人は、感染すると重症化しやすいことがわかっています。高血圧の予防は、さまざまな病気の重症化リスクを下げることにつながります。

参考文献

  • *1 日本高血圧学会編「高血圧診療ガイド2020」

板倉 弘重 先生

監修者 板倉 弘重 先生 東京大学大学院医学研究科卒。同大学第三内科、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授、茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授等を経て現職。日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。