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若いうちから、がんになりにくい生活習慣を心がけよう

若いうちから、がんになりにくい生活習慣を心がけよう

健康習慣は1日にしてならず。若いうちから取り組みを

加齢によるがんリスク上昇は避けて通ることはできませんが、生活習慣は本人の意志で変えることができます。生活習慣の改善に取り組む際にぜひ活用していただきたいのが、国立がん研究センター社会と健康研究センターが作成した「がんリスクチェック」です。「がんリスクチェック」では、今のままの生活習慣を続けた場合、今後10年のうちにがんにかかるリスクがどの程度になるかが数値で示されます。さらに、その結果をもとにアドバイスも受けることができるので、生活習慣改善の参考になります。

40~50歳代の人では、喫煙や飲酒の習慣があっても、低めの数値が示される場合があります。しかし、そのままの生活習慣を続けていれば、高齢になるほどがんリスクは確実に高くなっていくため、油断は禁物です。

長年続けてきた生活習慣を変えることは容易ではないですし、健康習慣は一朝一夕で身につくものではありません。それだけに、生活習慣の改善はできるだけ早く始めるに越したことはありません。また、若いうちから生活習慣の改善に取り組むことで、がんだけでなく、その他の生活習慣病のリスクも減らすことができます。

まずは、現在の生活習慣を見直して、無理なくできることから少しずつ改善し、「5つの健康習慣」を1つずつクリアできるよう取り組んでいきましょう。

津金 昌一郎

監修者 津金 昌一郎 先生 国立がん研究センター 社会と健康研究センター長
1981年慶應義塾大学医学部卒、85年同大学大学院修了。86年より国立がんセンター研究所入所。臨床疫学研究部長などを経て、2003年に同センターがん予防・検診研究センター予防研究部長に就任。その間に米国ハーバード公衆衛生大学院客員研究員を務める。2010年に国立がんセンターの独立行政法人への移行に伴い、国立がん研究センター予防研究部長に就任。2013年から現職。1990年にスタートした国立がん研究センターがん研究開発費による研究班(2009年度までは、厚生労働省がん研究助成金による研究班)による大規模疫学研究である多目的コホート研究の主任研究者を務める。2010年朝日がん大賞、2014年高松宮妃癌研究基金学術賞などを受賞。一般向けの主な書著に『科学的根拠にもとづく最新がん予防法』『がんになる人ならない人』『ボリビアにおける日本人移住者の環境と健康』『なぜ、「がん」になるのか?その予防法教えます。』『食べものとがん~がんを遠ざける食生活~』などがある。昭和大学、山形大学客員教授、日本疫学会理事、日本癌学会評議員などを兼務。