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たばこを吸っていなければ、肺がんにはなりにくい?

たばこを吸っていなければ、肺がんにはなりにくい?

非喫煙者も40歳になったら年1回の定期検診を

肺がんのリスク要因には、喫煙や受動喫煙以外にも、職業的な有害化学物質曝露(アスベスト、ラドン、ヒ素、クロロメチルエーテル、クロム酸、ニッケルなど)、PM2.5をはじめとする大気汚染、家族歴などもあります。

肺がんの早期発見に欠かせないのが肺がん検診であり、40歳以上の人は1年に1回、肺がん検診を受診することが推奨されています。検診の内容は、問診、胸部X線(レントゲン)検査、および喀痰細胞診です。喀痰細胞診については、50歳以上で、喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600以上のハイリスクと判断された人などが対象となります。

たばこを吸っていない人も油断せず、肺がん検診を受診しましょう。 

津金 昌一郎

監修者 津金 昌一郎 先生 国立がん研究センター 社会と健康研究センター長
1981年慶應義塾大学医学部卒、85年同大学大学院修了。86年より国立がんセンター研究所入所。臨床疫学研究部長などを経て、2003年に同センターがん予防・検診研究センター予防研究部長に就任。その間に米国ハーバード公衆衛生大学院客員研究員を務める。2010年に国立がんセンターの独立行政法人への移行に伴い、国立がん研究センター予防研究部長に就任。2013年から現職。1990年にスタートした国立がん研究センターがん研究開発費による研究班(2009年度までは、厚生労働省がん研究助成金による研究班)による大規模疫学研究である多目的コホート研究の主任研究者を務める。2010年朝日がん大賞、2014年高松宮妃癌研究基金学術賞などを受賞。一般向けの主な書著に『科学的根拠にもとづく最新がん予防法』『がんになる人ならない人』『ボリビアにおける日本人移住者の環境と健康』『なぜ、「がん」になるのか?その予防法教えます。』『食べものとがん~がんを遠ざける食生活~』などがある。昭和大学、山形大学客員教授、日本疫学会理事、日本癌学会評議員などを兼務。