がんについて知りたいときは、まず「がん情報サービス」を活用しよう
症状や検査、治療法のほか、療養中に役立つ情報も幅広く提供
「がん情報サービス」では、がんの種類別に、症状や検査、治療などについて、図解入りでわかりやすく解説しています。日本に多いがんについてはトップページからすぐに閲覧することができ、それ以外のがんについては、部位や臓器別、あるいは50音順病名で検索できます。がんの原因や予防法について科学的根拠に基づいて説明しているほか、がん検診の必要性、有用性についても詳しく説明されています。
また、本サイトでは、病名や診療状況、地域などから相談先や病院を検索することができるので、「どこの病院で診てもらえばよいのかわからない」「セカンドオピニオンを受けてみたい」などというときにも活用できます。「緩和ケア病棟がある病院」「リンパ浮腫外来がある病院」など、より条件を絞り込んで検索することもできます。
そのほか、さまざまな症状への対応、症状別の食事のとり方の工夫、心のケアなど、療養中に役立つ情報も幅広く掲載しています。がんの治療が長期にわたる場合には、経済的な負担や仕事と治療の両立といった心配や悩みも出てきます。そうしたときのために、医療費の負担を軽くする公的制度、生活費等の助成や給付、仕事を続けながら治療を受ける人が利用できる制度やサポート、といった情報も提供しています。
また、「がん情報サービス」のサイトでは、全国のがん拠点病院(がん診療連携拠点病院)に設置されている「がん相談支援センター」を探すことができます。「がん相談支援センター」は、誰でも無料で、匿名でも利用できる相談窓口です。対応するのは、がんについて詳しい看護師や、生活全般の相談ができるソーシャルワーカーなどで、対面または電話で相談することができます。
ここに紹介したのはごく一部で、「がん情報サービス」では、ほかにもがんに関する役立つ情報を幅広く網羅しています。がんと診断された人だけでなく、「もし、将来がんになったら……」という不安を抱えている人も、ぜひ「がん情報サービス」を活用してみてください。