電動歯ブラシで普通の歯ブラシと同じように磨くのはNG
1カ所数秒ずつ、少しずつスライド。デンタルフロスや歯間ブラシも併用
電動歯ブラシには振動式や音波式、最新の超音波式など、いくつかのタイプがあります。振動式や音波式と、超音波式では動かし方が少し異なります。
振動式や音波式の場合、普通の歯ブラシのようにゴシゴシ動かす必要はありません。1本の歯や、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間など、1カ所につき数秒ずつ歯ブラシを当てて、少しずつスライドさせていきます。超音波式の場合は、普通の歯ブラシよりも少しゆっくりめに動かして、スライドさせます。いずれの場合も、スライドさせる順番を決めておくと、磨き忘れを防ぐことができます。
なお、電動歯ブラシには、長時間使用すると歯や歯ぐきを傷つける恐れがあるものもあります。使用説明書に記載の使用時間を守るようにしましょう。
また、歯と歯の間の歯垢は電動歯ブラシでも落とすことができません。デンタルフロスや歯間ブラシなどで歯と歯の間の歯垢を落としてから、電動歯ブラシを使うようにしましょう。
歯を磨いた後は、ヘッドブラシをつけたまま水道の流水に当てて、スイッチを入れて水洗いします。さらにヘッドブラシをはずして、もう一度流水に当てて洗い、水気をふきとってから専用の台に置いて乾燥させます。
歯ブラシの交換は、電動歯ブラシでも必要です。2~3カ月に1回が目安ですが、それぞれの使用説明書に従ってください。
電動歯ブラシの正しい使い方を身につけるためには、定期的なチェックの際などに、一度、かかりつけの歯医者さんに相談してみるのもよいでしょう。