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むし歯じゃないのに歯がしみる(痛む)!? 知覚過敏への対処法

むし歯じゃないのに歯がしみる(痛む)!? 知覚過敏への対処法

歯を傷つけない適切なブラッシングが、「しみる」を改善

知覚過敏を解消するためには、やはり適切なブラッシングです。歯みがき剤に含まれる成分や唾液により、象牙質の露出部分で再石灰化が進み、痛みを伝えにくくできるからです。注意しなければならないことは、研磨剤の含まれている歯みがき剤は、歯を削ってしまう恐れがあり石灰化の妨げになってしまいます。また、硬い歯ブラシは歯肉の退縮の原因になります。

ブラッシングを怠ると、プラークが付着し、プラークの中のむし歯菌が象牙質の表面を溶かし、知覚過敏を悪化させる、とも考えられています。歯を傷つけないような、適切なブラッシングを続けましょう。

歯科医院では、歯の神経の興奮を抑える、象牙質の露出部分が痛みを伝えにくくする(歯の内部のすき間を埋める)、象牙質の露出部分を膜でおおう、といった治療が行われます。知覚過敏のときのブラッシングの指導も含め、歯がしみるように痛む場合は、一度、歯科医院に相談してみるのもよいかもしれません。

佐瀬 聡良 先生

監修者 佐瀬 聡良 先生 (佐瀬歯科医院 院長) 1984年日本大学松戸歯学部卒業。89年千葉県千葉市に佐瀬歯科医院を開院し、現職。2004年より日本大学松戸歯学部歯周治療学講座非常勤医局員も兼務。「臨床家のための実践ペリオセミナー」「歯科衛生士のための実践ペリオセミナー」講師なども務める。日本歯周病学会専門医、日本臨床歯周病学会認定医・指導医、米国歯周病学会会員。