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歯周病のもとになるプラーク・歯石をよく知って徹底除去しよう

歯周病のもとになるプラーク・歯石をよく知って徹底除去しよう

デンタルフロスや歯間ブラシを活用すれば、プラーク除去率が大幅アップ

プラークを歯石にしてしまうと、上記のような大がかりな処置が必要になってきます。このため、歯石になる前に毎日のブラッシングでプラークを徹底除去することが大切です。プラークが付着しやすいのは、主に次の箇所です。

●プラークが付着しやすい箇所
歯と歯の間
歯と歯肉の境目
歯と歯が重なっている箇所

歯ブラシの毛先がこれらの箇所にきちんと当たっていることを確認したうえで、丁寧にみがいてください。歯と歯の間など、歯ブラシの毛先が届かない箇所は、デンタルフロスや歯間ブラシ、部分みがき用歯ブラシ(ワンタフトブラシ)も活用しましょう。

歯と歯の間のプラークの除去率については、歯ブラシだけは58%だったのに対して、デンタルフロスを加えたら86%、歯間ブラシを加えたら95%になった、という報告もあります。また、プラークは水に溶けないので、うがい薬では取れず、薬剤も浸透しません。歯ブラシや補助器具によって物理的に除去するしかありません。

適切なブラッシングの仕方やデンタルフロスなどの使い方は、歯科医院で指導を受けるとよいでしょう。そのためには、定期的な歯科健診を受けて、プラークや歯石の除去もしてもらいましょう。

*山本昇, et al. Interdental brushとDental flossの清掃効果について. 日本歯周病学会会誌, 1975, 17.2: 258-264.

佐瀬 聡良 先生

監修者 佐瀬 聡良 先生 (佐瀬歯科医院 院長) 1984年日本大学松戸歯学部卒業。89年千葉県千葉市に佐瀬歯科医院を開院し、現職。2004年より日本大学松戸歯学部歯周治療学講座非常勤医局員も兼務。「臨床家のための実践ペリオセミナー」「歯科衛生士のための実践ペリオセミナー」講師なども務める。日本歯周病学会専門医、日本臨床歯周病学会認定医・指導医、米国歯周病学会会員。