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わかっているようで知らない、かぶせ物・ブリッジ・義歯

わかっているようで知らない、かぶせ物・ブリッジ・義歯

入れ歯は使い始めてからも受診し、調整していくもの

ブリッジに適応しない場合は、部分入れ歯となります。部分入れ歯では、失った歯の周りにある健康な歯に維持装置(針金や金属の爪)をかけ、歯のない部分をおおうような義歯床がついた人工歯を装着します。素材は維持装置以外はすべてプラスチックでできているレジン床義歯と、人工歯と義歯床以外が金属の金属床義歯があります。

部分入れ歯はブリッジよりも多くの歯をカバーすることができ、歯が1本しか残っていなくても残りを部分入れ歯にすることが可能です。歯を削る部分もわずかで済みます。

しかし、ブリッジよりも装着したときの違和感が出やすく、噛む力も低下しがちです。むしろ、入れ歯は、使い始めてからも定期的に受診して、気になる箇所を調整してもらいながら、少しずつ違和感を軽減していくものと考えたほうがよいでしょう。合わない入れ歯をがまんしてそのまま使い続けていると、義歯床が強く当たっているところに炎症が起きたり顎関節症などの原因になることがあります。また、自分で掃除や手入れをして清潔に保つことが必要です。

以上のどの治療を受ける場合でも、事前に歯科医師によく相談して、治療の選択肢(使用する材料)、それぞれのメリット・デメリットや費用(健康保険が使えるのかどうか)などを確認し、納得したうえで治療を受けるようにしましょう。

佐瀬 聡良 先生

監修者 佐瀬 聡良 先生 (佐瀬歯科医院 院長) 1984年日本大学松戸歯学部卒業。89年千葉県千葉市に佐瀬歯科医院を開院し、現職。2004年より日本大学松戸歯学部歯周治療学講座非常勤医局員も兼務。「臨床家のための実践ペリオセミナー」「歯科衛生士のための実践ペリオセミナー」講師なども務める。日本歯周病学会専門医、日本臨床歯周病学会認定医・指導医、米国歯周病学会会員。