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「口臭」が気になるなら、原因を知って少しでも減らそう

「口臭」が気になるなら、原因を知って少しでも減らそう

副鼻腔炎や糖尿病で口臭が強くなる場合も、気になる場合は専門的な検査を

口臭が気になる場合、体の病気が隠れていることがあります。その場合の口臭抑制は、もとになっている病気の治療が第一です。比較的よくみられるのは副鼻腔炎、いわゆる蓄膿症による口臭です。進行した糖尿病でも口臭が強くなることがあり、この場合は甘酸っぱい臭い(アセトン臭)が特徴です。糖尿病が進むとケトン体という成分が肺に運ばれ、呼吸によってその臭いが口臭となると考えられています。

このほか、気管支炎や肝硬変、腎不全、そして肺がんなどでも口臭が強くなるケースがあるといわれています。口に近い胃の病気と口臭は関係が深そうですが、げっぷをしない限り、胃の内部の臭いが体外に出てこないしくみになっており、胃に病気があっても口臭を引き起こすとは限りません。

にんにくなど、臭いの強いものを食べたときや、喫煙、飲酒などに伴う口臭は一時的なものなので、市販の口臭ケア製品を利用して対処しましょう。

口臭は、程度の差はあっても誰にでもあるものです。自分の口臭が人に不快感を与えるほどの臭いなのかどうか気になる場合は、専門的な検査やカウンセリングを受けるのもよいかもしれません。「口臭外来」などを掲げる歯科医療機関で相談してみましょう。

佐瀬 聡良 先生

監修者 佐瀬 聡良 先生 (佐瀬歯科医院 院長) 1984年日本大学松戸歯学部卒業。89年千葉県千葉市に佐瀬歯科医院を開院し、現職。2004年より日本大学松戸歯学部歯周治療学講座非常勤医局員も兼務。「臨床家のための実践ペリオセミナー」「歯科衛生士のための実践ペリオセミナー」講師なども務める。日本歯周病学会専門医、日本臨床歯周病学会認定医・指導医、米国歯周病学会会員。