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喫煙者は歯周病に要注意! 気づかぬうちに悪化しているかも…

喫煙者は歯周病に要注意! 気づかぬうちに悪化しているかも…

加熱式たばこでタールは減っても、ニコチンは変わらず歯周病のリスクに

喫煙者の中には、従来の紙巻きたばこから、「健康被害が少ない」といわれる加熱式たばこに切り替えた人も少なくないようです。ただし、加熱式たばこなら歯周病のリスクを高めないとはいえません。

加熱式たばこは、有害成分のうちタールは削減しているものの、ニコチンは含まれます。このため、紙巻きたばこと同様に、歯肉の血管を収縮させて血行を妨げることなどから、歯周病のリスクを高め、治療を進みにくくすると考えられています。

歯周病を予防したり、治療を進めるには、加熱式たばこも含めて禁煙することが大切です。2020年度から加熱式たばこ利用者も禁煙治療が健康保険で受けられるようになっているため、禁煙外来を受診することも検討しましょう。


佐瀬 聡良 先生

監修者 佐瀬 聡良 先生 (佐瀬歯科医院 院長) 1984年日本大学松戸歯学部卒業。89年千葉県千葉市に佐瀬歯科医院を開院し、現職。2004年より日本大学松戸歯学部歯周治療学講座非常勤医局員も兼務。「臨床家のための実践ペリオセミナー」「歯科衛生士のための実践ペリオセミナー」講師なども務める。日本歯周病学会専門医、日本臨床歯周病学会認定医・指導医、米国歯周病学会会員。