文字サイズ

歯周病対策がオーラルフレイル、介護予防につながる

歯周病対策がオーラルフレイル、介護予防につながる

オーラルフレイル対策には、歯周病予防と治療、意識して口を動かすこと

オーラルフレイルを防ぎ、進行を抑えるには、まず成人が歯を失う最大の原因である歯周病を防ぎ、きちんと治療することが大切です。歯周病によって歯を失うと、よく噛むことが難しくなり、飲み込むことや話すことも含めた口の機能低下につながっていきます。歯を失った場合はそのままにしておかずに、義歯などで治療しておきましょう。

よく噛んだり、飲み込むためのあごやのどの筋肉は、全身の筋肉の状態と連動しています。すなわちよく噛んでしっかりと飲み込むためには、毎日、よく歩く習慣に加え、スクワットやかかとの上げ下げなどの軽い筋力トレーニングを習慣づけることや、筋肉づくりのための十分なたんぱく質やビタミン類をはじめとする栄養バランスのとれた食生活が大切です。

さらに、オーラルフレイルを防ぎ、よく食べよく話すためには、「口・舌の体操」や「唾液腺マッサージ」「咀嚼(そしゃく)訓練」などを取り入れるのもおすすめです。また、コロナ禍であっても、感染症対策を徹底したうえで会話をすることは、オーラルフレイル対策になります。意識をして口を動かすようにしましょう。


佐瀬 聡良 先生

監修者 佐瀬 聡良 先生 (佐瀬歯科医院 院長) 1984年日本大学松戸歯学部卒業。89年千葉県千葉市に佐瀬歯科医院を開院し、現職。2004年より日本大学松戸歯学部歯周治療学講座非常勤医局員も兼務。「臨床家のための実践ペリオセミナー」「歯科衛生士のための実践ペリオセミナー」講師なども務める。日本歯周病学会専門医、日本臨床歯周病学会認定医・指導医、米国歯周病学会会員。