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口臭の90%以上は、歯周病など口の中に原因がある

口臭の90%以上は、歯周病など口の中に原因がある

適切な治療のうえ、ブラッシングや舌みがきなど、セルフケアに努めよう

口臭を招く「全身の病気」としては、鼻やのどの病気、呼吸器や消化器の病気、糖尿病や肝硬変、さらには肺や胃、咽頭などのがん等が知られています。病気の治療をすることで口臭を減らしたり、治すができますので、専門医を受診しましょう。

さらに、ニンニクやニラ、ネギなどの臭いの強いものの飲食や飲酒、喫煙も口臭の原因になります。飲食や喫煙でとり込まれた臭いの元になる成分が胃の中で消化され、血液を介して肺を経由して口から吐き出されると考えられています。

このほか、起床時や空腹時(食事前)、緊張時、女性なら月経時やその前後のホルモンバランスの乱れから口臭を発しやすくなることがあり、これらが「生理的な口臭」です。飲食などによる口臭や生理的な口臭は時間の経過により減少しますが、ゼロにはなりません。気にしすぎないようにして、周囲を不快にさせるような強い臭いには、マウススプレーやマウスウォッシュなどを利用するのもよいでしょう。

適切なブラッシング習慣に加え、デンタルフロスなどによる歯と歯の間の清掃、専用の舌ブラシを使った舌みがきもとり入れて、口臭予防を心がけましょう。


佐瀬 聡良 先生

監修者 佐瀬 聡良 先生 (佐瀬歯科医院 院長) 1984年日本大学松戸歯学部卒業。89年千葉県千葉市に佐瀬歯科医院を開院し、現職。2004年より日本大学松戸歯学部歯周治療学講座非常勤医局員も兼務。「臨床家のための実践ペリオセミナー」「歯科衛生士のための実践ペリオセミナー」講師なども務める。日本歯周病学会専門医、日本臨床歯周病学会認定医・指導医、米国歯周病学会会員。