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夏休み中のゲリラ豪雨や台風などに備えて、親子で災害対策を

夏休み中のゲリラ豪雨や台風などに備えて、親子で災害対策を

自宅周辺や通学路の浸水被害の危険度を確認し、対処法を親子で話し合おう

全国的に梅雨が明けたとはいえ、台風や集中豪雨への備えが欠かせない季節です。子どもがいる家庭では、「健常な大人」だけを前提にした備えでは役に立ちません。

特に、夏休みに入った小学生以上の子どもは、保護者なしで出かける機会が増えることでしょう。また、夕方はゲリラ豪雨が発生しやすい時間帯でもあります。以下を中心に、事前の準備や、台風や危険な雨雲が近づいてきたとき、ゲリラ豪雨に見舞われたときなどにとるべき行動について、子どもと一緒に確認しておきましょう。

・ハザードマップの確認
自宅周辺や通学路、習い事やよく遊んでいる場所など、行き来の多い場所周辺のハザードマップを確認します。ハザードマップは各自治体から入手・閲覧でき、ハザードマップポータルサイトからも掲載可能です。東京都内であれば「東京防災」アプリから閲覧することもできます。
どれくらいの雨で、どれくらいの水害や土砂災害などが想定されているのかを子どもと一緒に確認し、大雨のときには河川や用水路など、水があふれやすい場所や土砂災害危険地域には近づかないことを伝えましょう。子どもの遊び場でもある親水公園の“せせらぎ”程度の川でも、一気にあふれて人の命を奪うことがあります。

・天候の変化のサインと、迷わず安全な場所に避難することを指導
雷の音が聞こえてくる・真っ黒い雲が近づいている・急に冷たい風が吹いてくる…などは、積乱雲が近づいてくるサイン。まもなく激しい風雨や雷がやってきます。
激しい雨の中を歩くのは危険ですし、屋外では雷が落ちたり、突風で危険なものが吹き飛んできたりする恐れもあります。帰宅を急がず、丈夫な建物の中など安全な場所へ避難することを伝え、適した避難場所について話し合っておきましょう。

・災害時の連絡手段の確認
子どもに携帯電話を持たせている場合は、災害伝言板などの利用方法や、緊急速報メールの確認方法を教えておきましょう。携帯電話利用の有無にかかわらず、いざというときのために保護者の携帯電話番号を伝えておいたほうがよいでしょう。

備蓄品・持ち出し品、避難方法を子ども中心に見直そう

子どもがいる家庭では、備蓄品・持ち出し品、万一の場合の避難の仕方も、健常な大人だけの場合とは大きく異なります。

備蓄品・持ち出し品は、子どもが使うことを前提に見直してください。非常食は子どもが食べられるものか、不安な夜に心の支えになる(ぬいぐるみなどの)グッズは入っているか、子ども用の虫よけスプレーはあるか……。また、年1回は着替えなどのサイズの確認も必要です。

持ち出し品をそろえたら、実際に避難するときのようにリュックサックなどに詰めて持ってみましょう。子どもが背負うものは、子どもが持てる重さかどうか。保護者が持つものについては、その状態で子どもの手を引いたり、子どもを抱っこして避難できるかどうかの確認が必要です。詰め過ぎになっていたら、優先順位をつけて調整し、身軽に動ける範囲にとどめるのがよいでしょう。備蓄品・持ち出し品のほかに、外出先からの避難行動のために、普段持ち歩く携帯用防災グッズにも「子ども用品」を加えておくと、より安心です。

赤ちゃんや妊婦のいる家庭では、国立保健医療科学院の「あかちゃんとママを守る防災ノート」を参考にするとよいでしょう。

次回(2019年8月30日)配信予定の当コーナーでは、避難のタイミングや、風水害時の家族それぞれの行動予定の立て方について紹介しますので、あわせて参照してください。