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「マイ・タイムライン」で台風・集中豪雨から家族全員の命を守る

「マイ・タイムライン」で台風・集中豪雨から家族全員の命を守る

台風や集中豪雨の際には気象情報・自治体からの避難情報をチェック!

台風や大雨などが多く発生する時季となりました。気象情報やニュースによって、それらが近づいてくることがわかったら、気象庁から発表される注意報・警報等や、自治体から発表される避難情報をこまめにチェックしましょう。

気象庁からの情報は、大雨や洪水、暴風等の気象状況に応じて発表され、気象災害の重大さに応じて早期注意情報→注意報→警報→特別警報、と種類が変わってきます。警報の段階になると、自治体から避難情報が発表されます。テレビやラジオ、無線放送、自治体のホームページ等で発表されるほか、自治体によってはメールアドレスを登録した人にメールで情報が届くシステムもあるので、あらかじめ登録しておきましょう。

「避難勧告」では全員避難。子どもや高齢者がいる家庭では「避難準備」を目安に

避難情報には、次の3種類があります。

  • 警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」
  • 警戒レベル4「避難勧告」「避難指示(緊急)」
  • 警戒レベル5「災害発生情報」

全員に避難が必要なのは、警戒レベル4以上ですが、子どもや高齢者がいる家庭では避難に時間がかかるため、一般的に、警戒レベル3の「避難準備・高齢者等避難開始」が出たら、避難を開始しましょう。すでに自宅周辺が冠水し、移動が危険な場合は、自宅を含む頑丈な建物のより高い階への避難も選択肢になります。子ども連れの移動は危険度が高まりがちです。屋外を移動する場合、途中で子どもとはぐれたりしないように、冠水時にはお互いの体をロープで結んで行動することもすすめられています。小さな子どもは抱っこして歩く(走る)のが基本で、ベビーカーや自転車などの使用は避けたほうがよいようです。抱っこの場合も子どもには靴をはかせます。

どのようなときに、どのようにして、どこに避難するのか、さまざまなケースを考えておくことが必要です。

風水害に備えて「いつ」「誰が」「何をするのか」を時系列でまとめておこう

台風のように徐々に近づいてくる気象災害の場合は、数日前からさまざまな準備をしてから避難することが可能です。そこで近年災害対策の取り組みとして進められているのが、「マイ・タイムライン」づくりです。これは、台風が接近してきたら「いつ」「誰が」「何をするのか」といった事前防災行動計画を、個々の家庭に合わせて時系列でまとめておくものです。

例えば、特に台風の情報がない時点で「ハザードマップの確認」をしておき、台風が発生したら、自宅がある地域に接近すると見込まれる日から3日前までに「台風接近時の行動の確認」「接近が予測される日の各自の外出予定などを互いに知らせる」「台風の進路などの情報収集開始」などを計画しておきます。家族それぞれの居場所や行動を想定しながら、検討しましょう。

また、2日前までには、家や周辺の側溝や排水路にゴミがたまって水があふれやすくなっていないか、雨戸はきちんと閉まるかなど「家とその周辺の確認と対策」、「備蓄品・持ち出し品の確認」などが必要です。

マイ・タイムラインは、ノートなどで独自に作成しても構いませんが、各都道府県のホームページ等で、印刷して書き込めるPDFが用意されていることが多いので、確認してみましょう。東京都防災ホームページには、小学校低学年・小学校高学年・中学生・高校生向けのものや、入力フォームに記入したり選択したりするだけで簡単に作成できるツールもあります(参考用外部リンク参照)。

マイ・タイムラインには、準備を万全にして「想定外」を減らす効果だけでなく、いざというときに行動を起こしやすくする効果もあります。家族全員で話し合いながら作成してみましょう。