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秋の全国交通安全運動。秋口は夕暮れ時の交通事故に注意

秋の全国交通安全運動。秋口は夕暮れ時の交通事故に注意

秋は日没前後の時間に事故が増加

秋口は日没の急激な早まりとともに、夕暮れ時や夜間に交通事故が多発しがちなことなどから、国は毎年この時期(9月21日から9月30日)に秋の全国交通安全運動として、参加型の交通安全教育や街頭での交通安全指導などを推進しています。

警視庁では、日没前後の1時間を「薄暮(はくぼ)時間帯」として特に注意喚起しています。年間を通して交通事故が多い時間帯ですが、2016年~2020年の統計では毎年7月以降、事故件数が徐々に増え、10月から12月の間は最も多く発生しています。日没前後2時間の事故発生件数は、昼間と比べて4倍も多く起きています。

薄暮時間帯に起こる自動車と歩行者の死亡事故でみてみると、約9割は歩行者が道路を横断しているときに起きています。そのうちの約8割が横断歩道以外を横断しており、さらにその約7割に法令違反があったことが明らかになっています

交通ルールを守り、外出の際は明るい服装で、反射材・ライトの活用を

歩行者は交通事故にあわないよう、道路を横断するときには必ず交通ルールを守りましょう。

●横断歩道が近くにあるところでは、横断歩道を横断する。
●道路を斜めに横断しない(横断距離、時間が長くなり危険)。
 ※道路標識等で、斜めに横断できる場合を除く。
●進行中や停車中の車両の前後は横断しない(左右の見通しが悪く危険)。
●標識により横断が禁止されている道路は渡らない。

また、夕暮れ時や夜間は、自動車運転者から歩行者や自転車がよく見えないことがあります。そのため、暗い色の衣服を避けて、なるべく明るい色の服を着たり、カバン、靴などに反射材・ライトをつけるなど、ドライバーから見えやすくなるように工夫をしましょう。

車のヘッドライト(前照灯)は早めに点灯し、昼間より速度を抑えて

秋の夕暮れ時は、早い時間帯に周囲が暗くなり、自動車運転者は視界が悪くなっているのに点灯が遅れてしまいがちです。「まだ早い時間だから」と油断せず、早めにライトを点灯しましょう。ライトをつけることで、運転者自身の視界もよくなるうえに、歩行者や自転車に車の存在を知らせることもできます。2020年4月から新型車への搭載が義務化された、オートライト機能も活用しましょう。

また、夕暮れ時や夜間は、日中の疲れから速度に対する感覚が鈍ったり、帰路を急いでスピードを出しがちです。周囲の状況に注意して、昼間より速度を抑え、慎重な運転を心がけるようにしましょう。