文字サイズ

今シーズンの花粉の飛散は前シーズンより多い見込み

今シーズンの花粉の飛散は前シーズンより多い見込み

花粉の飛散量は、前年の夏の気象条件が大きく影響

先ごろ(2021年12月9日)、一般財団法人日本気象協会は2022年春の花粉飛散予測(第2報)を発表しました。スギ花粉の飛び始めは全国的に例年並みで、早いところでは2月上旬からとなりそうです。

花粉の飛散量は、前年夏の気象条件が大きく影響しています。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は雄花の花芽(はなめ:成長して花になる芽)が多く形成され、翌年春の花粉の飛散量が多くなるといわれています。

2021年の夏は、梅雨前線の影響により7月に東日本の太平洋側で降水量が多くなり、西日本では上旬を中心に気温が高くなりました。8月の上旬は、全国的に晴れたところが多かったものの、そのあと本州付近は高気圧の谷間となり前線が停滞したため、東日本、西日本ともに雨の日が続きました。

東海から北海道は前シーズンと比べて花粉飛散量が増加

これらのデータから、今シーズンのスギとヒノキ(北海道はシラカバ)の花粉飛散量は、例年と比較すると九州や北陸では例年並み、中国・四国・近畿・東海では例年より少ない見込みです。一方、関東甲信や東北は例年よりやや多く、北海道は例年より非常に多いと予測されています。

前シーズンとの比較では、九州では前シーズン並み、中国・四国・近畿では前シーズンより少ない見込みです。一方、東海から北海道は前シーズンより多く、特に北陸や関東甲信・東北・北海道では非常に多く飛ぶところもありそうです。

前シーズンは症状が軽かった人も、万全な花粉症対策が必要になりそうです。

早めの花粉症対策でつらい時期を乗り切ろう

花粉症対策として最も重要なことは、花粉との接触をできる限り避けることです。次のようなことを心がけて、花粉に触れないようにしましょう。

●外出時は不織布マスク、眼鏡あるいは花粉対策用のゴーグルをつける
●衣類は花粉が付着しにくいポリエステル、ナイロンなどの素材を選ぶ
●外出先から帰ったら、玄関先で服や髪をよく払う
●帰宅したら、洗顔やうがいをして花粉を洗い流す

ストレスや睡眠不足、お酒の飲みすぎなどが症状を悪化させることもあります。花粉の飛散する時期は季節の変わり目でもあり、体調を崩しやすい時期なので、生活習慣をととのえ健康に過ごすことも大切です。

症状が出る前から、薬による予防的治療を始めていると、発症を遅らせたり、症状を和らげる効果があります。毎年花粉症でつらい症状に悩まされている人は、早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切です。

また、花粉症は市販のスイッチOTC医薬品(処方薬と同成分で市販されている薬)を利用して症状を軽減させることができます。薬局で薬を購入する際は、薬剤師や登録販売者に相談して、自分の症状にあった薬を選びましょう。市販薬で症状が改善されない場合は、受診して治療法を相談しましょう。