まだ間に合う! 家庭でできるダニ・カビ対策
なぜ梅雨どきは繁殖しやすいの?
いよいよ梅雨のシーズンがやってきました。ジメジメしたこの季節、気をつけなければならないのが、ダニやカビの対策です。ダニやカビが好む環境は、湿度60%以上、室温20〜30度。そのため梅雨は最も繁殖しやすい好条件なのです。また雨の日が続き、部屋を閉め切ることが多くなるため、ほこりがたまり、ダニやカビがより繁殖しやすくなります。
ぜんそく、肺炎などのトラブルの原因に
ダニやカビは不快なだけでなく、さまざまな健康トラブルを引きおこします。ダニは、ぜんそくや気管支炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患の要因の一つとされています。涼しくなる頃にはダニの数は減りますが、残ったダニのふんや死骸もアレルギーの原因となります。また、カビが原因でおきる夏の肺炎(夏型過敏性肺炎)も、近年話題となっています。
除湿と換気の徹底を
ダニやカビの繁殖を防ぐためには、除湿と換気が大切です。部屋の湿度は50%以下がベスト。特に雨の日は洗濯物の部屋干しなどで湿度が高まりやすいので、除湿器やエアコンのドライモードで、除湿しましょう。エアコンの使用後はスイッチを切る前に、30分ほど送風運転を行うことで、エアコン内部の結露を防ぐことができます。
もちろん天気のよい日は、窓を開けて風を通し、こまめに掃除を心がけましょう。
その他の対策ポイント
- 入浴後はバスルームの窓を開け、浴槽の水は毎日排水する
- 押し入れは詰め込みすぎず、空気の通り道を作る
- 洗濯機は使わないときは、ふたを開けておく
- 結露がおきている窓ガラスは、こまめに拭き取る
- 靴は靴箱にしまう前に、陰干しして水分を蒸発させる
- エアコンのフィルターは、定期的に外して掃除する
- 髪の毛やフケが床に落ちていたら、丁寧に取り除く
参考用外部リンク