暑い時期は水虫にご用心

水虫=国民病?

水虫の発症が最も多いのは6〜8月。梅雨から夏にかけての今の時期は、まさに水虫シーズンといえます。日本人の5人に1人が水虫に感染しているというデータもあり、他人事 ではありません。特に最近は、ブーツなどの通気性の悪い靴が原因で、若い女性にも増えています。「自分は大丈夫」なんて油断せずに、しっかり予防を始めましょう。

 

「白癬菌」がすみつく病気

水虫は、カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が皮膚の角層や、爪にすみつく病気です。水虫にかかった人が落とした垢などが、足ふきマットやスリッパを介して、別の人の皮膚に付着することで感染します。ただし、白癬菌が皮膚に付着してから内部に入り込むまでに約24時間かかるので、それまでに洗い流すことで発症を防ぐことができます。

また、白癬菌は湿度80%以上、温度15度以上になると活発になります。そのため、高温多湿なこの時期は、菌の繁殖が盛んになり、感染の確率が高まるのです。

 

清潔に保ち、しっかり乾燥させる

水虫予防は、白癬菌をからだに付着させないことが基本です。外から白癬菌が持ち込まれるのを防ぐために、こまめに床掃除をしましょう。足ふきマットなどは頻繁に洗濯を。白癬菌のほとんどは洗濯機で洗い流すことができます。

スポーツジムやプール、銭湯などの不特定多数の人が出入りするところは、白癬菌の繁殖場です。すぐに洗い落せば感染を防げるので、帰宅したら足を洗う習慣をつけましょう。洗ったあとは、清潔なタオルで水けをとり、ドライヤーなどで足の間や裏を乾燥させることを忘れずに。

 

治療は正しく根気強く

家庭内感染を防ぐためにも、かゆみや皮向けなどで水虫が疑われたら、早めに治療を始めましょう。水虫治療には、抗真菌薬の塗り薬(処方薬、市販薬)を使用します。このとき大切なのが、使用期間を守ること。薬を塗り始めて2週間程度で症状が改善しますが、角層の奥に菌が潜伏している場合もあります。自己判断で使用を中止せず、定められた期間(最低1カ月間)はしっかり薬を使いましょう。