やせている女性が過去最多に! 健康への悪影響に注意

20代女性のおよそ5人に1人、女性全体でも8人に1人が「やせ」

厚生労働省が毎年行っている「国民健康・栄養調査」で、先日、2013年の調査結果が発表されました。

同調査は、国民の身体状況、栄養摂取量や生活習慣の状況を調べたものです。その中で、体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で算出されるBMI(体格指数)によって、体格の状況の推移をみたところ、18.5以上25.0未満の「ふつう」に当てはまるのは男女ともに約67%。25.0以上の「肥満」は男性28.6%、女性20.3%と男性に多くなっていました。

一方、18.5未満の「やせ」に当たる人は女性に多く、女性全体の12.3%と過去最高に。年代別にみると、もっとも高いのは20代で21.5%となっており、30代では17.6%、40代でも11.6%。どの年代の女性にも「やせ志向」があり、それが原因で「やせ」の女性が増えていると考えられます。

 

やせすぎも、さまざまな体の不調につながる可能性が

肥満が生活習慣病の発症につながることはよく知られていますが、やせすぎもまた、健康に悪影響を及ぼすことがわかっています。

特に若い女性では、ホルモンバランスが崩れ、月経不順からさまざまな不調が起こりやすくなります。また、妊娠・出産時には、母体の栄養不足により、子どもが病気のリスクの高い「低出生体重児」として生まれるおそれもあります。

さらに、中年期以降はやせすぎによって骨粗しょう症のリスクが高まることと、がん発症のリスクが高まることがわかっています。年代を問わず、適正体重を維持することが大切です。

 

3食ともに栄養バランスのよい食事を心がけよう

今回の調査では、食事の状況についても調べました。その結果、3食ともに米などの穀類、魚介類・肉類・卵・大豆(大豆製品)、野菜を組み合わせて食べている人は、男性で38.4%、女性で36.5%。年代別にみると、男女ともに若いほど低くなっており、特に20代から30代の女性では約24%という結果になりました。

生活習慣病を予防しつつ過不足なく栄養をとるためには、上記のような、栄養バランスの優れた食事を3食とることが基本です。BMIが「肥満」「やせ」にあたる人はもちろん、「ふつう」の人も、日々の食事の内容を見直して健康な体の維持に努めましょう。