文字サイズ

今季のインフルエンザは既に10都県で流行期入り。早めに予防接種を

今季のインフルエンザは既に10都県で流行期入り。早めに予防接種を

東京、沖縄、九州などで患者数が上昇傾向。学級閉鎖も相次ぐ

例年、11月下旬~12月初旬ころから流行する季節性インフルエンザが、今年(2019年)は既に流行の兆しを見せています。特に多いのは沖縄で、厚生労働省の9月27日の報告によると、警報レベルにまで達しているとのこと。各都道府県で学級閉鎖も相次いでおり、東京都では9月16日~22日の一週間で16施設が学級閉鎖となっています。

全国の医療機関において、まだ今季のインフルエンザワクチンの予防接種が始まっていないため、感染が急スピードで広がってしまっていると考えられます。流行している地域では、不要不急の外出をできるだけ控えるようにしましょう。 。

ワクチンでは感染を完全には防げないが、重症化予防に効果あり

インフルエンザワクチンは、感染を100%防げるというものではありませんが、発症予防や重症化予防に一定の効果があります。特に、高齢者や持病のある人、妊婦や乳幼児(生後6カ月以降)といった重症化しやすい人には接種が勧められます。また、それらの人を感染から守るためにも、家族全員で接種するようにしましょう。

保育所や学校、高齢者施設、医療機関などの感染しやすい環境にいる人も、ワクチンを接種することで感染拡大を防ぎましょう。

なお、季節性インフルエンザウイルスは変異を重ねているため、毎年流行するウイルス株は異なり、その年に流行が予測される株によりワクチン株が決定されます。また、ワクチンの効果が続くのは5カ月程度のため、毎年そのシーズンのワクチンを接種する必要があります。

ワクチンの効果が現れるのは、接種後2週間程度経ってからです。子ども(生後6カ月以上13歳未満)の場合は、期間をあけて2回の接種が必要となるため、早めの接種を検討したほうがよいでしょう。

こまめな手洗い、十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事で感染予防を

インフルエンザに限らず、かぜを含めさまざまな感染症を防ぐには、こまめな手洗いが欠かせません。帰宅直後や調理の前、食事の前、トイレの後など、石けんでの手洗いを習慣化しましょう。その際、特に洗い残しが多い「手の甲(特に指先)、利き手、手首、親指の周囲、指の付け根付近」を念入りに洗うようにしましょう。

インフルエンザやかぜの予防には、アルコール除菌も一定の効果があるので、手洗い後に追加するとよいでしょう。

さらに、ウイルスに対する抵抗力をつけるため、十分な睡眠をとり疲れをためないことや、栄養バランスのとれた食事をとることも大切です。