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新年度を前に、大人も子どもも必要な予防接種の確認を

新年度を前に、大人も子どもも必要な予防接種の確認を

ワクチンで防げる病気は、適切な時期に打って子どもを守ろう

毎年3月1~7日は、「子ども予防接種週間」です。新年度を控えたこの時期、入園・入学するお子さんについて、必要な予防接種を受け忘れていないかの確認は済んでいますか?

新たな集団での生活が始まると、なんらかの感染症にかかって病気を発症したり、たとえ発症しなくても知らないうちに他のお子さんにうつしてしまう機会が増えます。また、いろいろと慌ただしく、予防接種を受けに行く時間を作るのが難しくなる人も多いでしょう。お子さんの病気や周囲での流行を防ぐために、新年度が始まる前に母子手帳等をチェックして、不足しているものは受けておきましょう。

忘れがちなのは、就学前や小学生の間に受ける第2期等のワクチン

乳児のころは、定期接種が必要なワクチンが多数あるため、もらさず受けるように細かくスケジュールを立てるものですが、成長とともに数が減って期間があき、予防接種を忘れてしまいがちです。

特に忘れやすいのが、以下のように第1期から数年後に打つワクチンです。
●麻しん風しん(MR) 第2期:小学校就学前の1年間
●おたふくかぜ 第2期:小学校就学前の1年間
●日本脳炎 第2期:9~13歳未満
●二種混合 第2期:11~13歳未満

また、小学校6年生から高校1年生までの女子が定期接種対象になっているHPV(ヒトパピローマウイルス、子宮頸がん予防ワクチン)は、1回目と2回目の間は1カ月(2価ワクチンの場合。4価ワクチンでは2カ月)、1回目から3回目の間は6カ月あけて3回接種が必要になります。今年中学校を卒業する未接種のお子さんがいる家庭では、接種するかどうかや接種時期をよく検討しましょう。

麻しん風しんワクチンを2回接種していない大人は抗体検査・予防接種を

近年、麻しん(はしか)や風しんが成人の間でたびたび流行しています。妊娠中の女性が感染すると、前者では流産や早産の危険があり、後者では生まれてきた赤ちゃんが先天性風しん症候群になる恐れがあるため、問題視されています。

なかでも1990年4月1日以前に生まれた世代など、麻しん風しんワクチンを2回接種していない人などは十分な免疫がついていないことがわかっています。自身の母子手帳の予防接種欄を確認するか、かかりつけ医で抗体検査を受け、必要な人は予防接種を受けるようにしましょう。

なお、2022年度末までは、1962年4月1日~1979年4月1日生まれの男性で、2回の接種歴がない・感染歴のない人に対して定期接種が行われています。2019年度に自治体から、無料で抗体検査や予防接種が受けられる受診券が順次配布されているので、確認しましょう。