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新型コロナウイルス感染が疑われる場合の、家庭での対応方法は?

新型コロナウイルス感染が疑われる場合の、家庭での対応方法は?

集団感染を防ぐためには、人が密集する換気の悪い空間を避ける

昨年(2019年)12月から発生している新型コロナウイルス感染症は、今月(2020年3月)3日現在、日本国内の患者数が241名となりました(クルーズ船除く、チャーター便の帰国者含む)。

これまで国内では、密閉された空間での感染が広がっていることから、厚生労働省では「換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まる」ことを避けるよう指導しています。イベント等は、規模の大小にかかわらず、まず開催の必要性について検討し、もし開催する場合には「風通しの悪い空間をなるべく作らない」ような、実施方法の工夫が大切となります。全国的に、小中高校の休校、公共施設の休館、各企業等のテレワーク・時差出勤推進などのさまざまな措置が講じられていますが、一人ひとりが正しい知識のもとに適切な行動をとり、感染拡大を防ぎましょう。

家庭で感染が疑われる場合は、タオルの共用やマスク・ゴミの扱いにも注意

厚生労働省では、新型コロナウイルス感染が疑われる場合に家庭で注意すべきポイントについて、日本環境感染学会の資料をもとに以下のようにまとめています。新型コロナウイルスによる症状でなかったとしても、一般的なかぜやインフルエンザ等の二次感染を防ぐためにも有効なので、覚えておきましょう。

なお、各ポイントの詳細については厚生労働省の「家庭内でご注意いただきたいこと ~8つのポイント~」を参照してください。

【家庭で新型コロナウイルス感染が疑われる場合の8つのポイント】

  • 感染者本人の部屋は個室にし、極力部屋から出ないようにしましょう(もちろん外出も避けてください)。
  • 感染者の世話は限られた人が行うようにし、持病があるなどの重症化リスクの高い人や、妊婦は極力接するのを避けましょう。
  • 症状のある人はもちろん、周囲の人も極力、清潔なマスクを使用しましょう。そして、マスクの表面にふれないことや、外した後は必ず石けんで手を洗うことなどを徹底しましょう。マスクがない場合は、咳やくしゃみの飛び散りを防ぐために、タオルやティッシュ等で口と鼻を覆いましょう。
  • 本人も家族も、こまめに石けんで手を洗い、あればアルコール消毒を行いましょう。
  • 感染者の部屋はもちろん、共有部分や他の部屋も、窓を開放するなどで定期的に換気をしましょう。
  • ドアの取っ手やドアノブ、ベッドの柵などの手で触れる共用部分は、市販の家庭用塩素系漂白剤を0.05%を目安に薄め(6%濃度の製品25mlに対し水3Lで薄める)、布などにつけて拭いたあと、水拭きしましょう。
  • 体液で汚れた衣類やリネンは、手袋とマスクをつけた状態で取り扱います。通常の家庭用洗剤での洗濯で問題ありませんが、完全に乾かしましょう。また、使用したタオル等を洗浄前に共用しないよう注意しましょう。
  • 鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れて密閉して捨て、直後に石けんで手を洗う

自宅で安静にして体温を測定し、症状が4日以上続くときは相談を

軽症者は基本的に自宅安静となります。上記のポイントを守り、毎日体温を測定するようにしましょう。かぜのような症状や37.5度以上の熱が4日以上続く場合(高齢者や持病のある人、妊婦は2日程度)、強いだるさや息苦しさがある場合は「帰国者・接触者相談センター」に相談しましょう。

また、この基準に当てはまらない症状の場合は、かかりつけ医や最寄りの医療機関への相談を検討してください。