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川遊びが増える夏。子どもだけで行かせず、必ず事前準備や危険箇所チェックを

川遊びが増える夏。子どもだけで行かせず、必ず事前準備や危険箇所チェックを

今年は早い時期から川での事故が発生。今後も川遊びが増えると予想される

毎年、中学生以下の水死者の半数以上は、海ではなく川や湖で発生しています。さらに今年(2020年)は新型コロナウイルス対策の休校などの影響からか、川遊び中の子どもの事故や、子どもを助けようとした大人の事故が、例年より早く5月から発生しています。

夏本番が近づいていますが、公営プール等の営業中止やプール授業減、屋内で遊べる場所が限られていることから、川遊びをする子どもは増えるとみられます。

「放課後などに子どもだけで川に行かない」ことを徹底し、大人の監視下で川遊びをする場合にも、事故を未然に防ぐための注意点を全員でよく理解しておきましょう。

子どもと川遊びをする場合に守りたい4つのポイント

①行く前には天気をチェックし、ライフジャケットを用意する
急な雨で川が増水することがあるため、スマホの天気予報や気象庁のホームページなどで、行き先に大雨注意報や警報が出ていないかチェックしましょう。天気に問題がなくても、万が一に備えて大人も子どももライフジャケットを着用しましょう。

②着いたら川の看板や危険な箇所をチェックする
川に関する看板に、注意事項(上流にダムがあり、放流前に予告のサイレンが鳴ることなど)が書いてあれば確認しましょう。

③危険な箇所をチェックし、子どもに注意喚起する
遊ぶ場所を見渡し、主に以下のような箇所を確認して全員に注意を伝えましょう。以下のほかにも危険な箇所はあるので、国土交通省「河川水難事故防止! 川で安全に楽しく遊ぶために」(参考用外部リンク参照)をあらかじめチェックしておきましょう。
なお、流されたサンダルや帽子などを追いかけて事故につながることもあるので、「流されたものを追いかけない」ことも大切です。

  • 川底に岩などの障害物が多く、流れが速いところ→岩の隙間に足を挟まれ身動きが取れなくなったり、転倒の危険がある
  • 浮き石→足をのせると、バランスを崩して落水するおそれがある
  • 流れが大きな岩や壁にぶつかる部分→水面下の岩がえぐれているところに、下に引き込む流れが発生していることがあるため、近づかないようにする
  • 中洲→増水すると水没するため、毎年事故が発生している。中洲で遊ばないようにする
  • 穏やかな流れの箇所→一見穏やかでも川底の影響から、流れが一定でないことがある。事故が起こりやすいため、近寄る際には必ずライフジャケットを着用する
 

④定期的にリアルタイム情報を確認する
上流の山間部などで降った雨により、川の水位が急に上昇して事故につながることがあります。上流の雨量や水位について、国土交通省河川局の「川の防災情報」(参考用外部リンク参照)などで定期的に確認しましょう。

増水の危険を早めに察知し、すぐに避難しよう

以下のような増水の前兆があるときや警報が鳴ったときには、すぐに水位が上がるため、直ちに避難する必要があります。また、警察や消防・河川管理者・パトロール担当者などがいる場合は、その注意に必ず従うようにしましょう。

  • 山鳴り(山全体がうなるような音)が聞こえる
  • 水かさが増し、水が濁ったり、流木や落ち葉が流れてくる
  • 雨が降っているにもかかわらず、水かさが減っている
  • 腐った土や、火薬のようなにおいがする