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9月9日は「救急の日」 救急医療・応急手当の大切さを確認しよう

9月9日は「救急の日」 救急医療・応急手当の大切さを確認しよう

この機会に応急手当を学んだり、救急用品をチェックしよう

9月9日は「救急の日」です。救急の日は「9(きゅう)9(きゅう)」の語呂合わせから、救急医療関係者の意識向上とともに、救急医療や救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深めることを目的として、1982年に厚生労働省によって定められました。

また、「救急の日」を含む1週間を「救急医療週間」(2020年は9月6日から12日まで)として、例年、応急手当の講習会を中心とした救急に関するさまざまな行事が開催されますが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となるケースが多くみられます。応急手当、AEDの使い方等に関しては消防庁「一般市民向け応急手当WEB講習」の動画が公開されているので、この機会にご家庭や職場で学習しましょう。

また、救急用品もこの時期に中身のチェックをして、足りないものや古くなったものは補充しましょう。

本当に必要な患者のために、救急車の利用は適切に

「平成30年度版消防白書」(総務省消防庁)によると、2017年に救急車により搬送された人は573万6,086人で、このうち、死亡・重症・中等症の傷病者の割合は全体の51.4%でした。一方、軽症の傷病者およびその他(医師の診断がないもの等)の割合は、48.6%となっています。

最近では、軽い症状であるにもかかわらず救急車を呼んだり、中には救急車をタクシー代わりに呼んだりすることが問題になっています。緊急ではない場合にも救急車を呼んでしまうと、本当に救急車を必要とする人に迅速な対応ができず、到着時間が長くなったり、病院の受け入れに時間がかかるといったケースが発生しています。

救急車を呼ぶべきか迷ったときは、お住まいの市区町村の救急相談窓口へ電話(救急相談センター「#7119」)をかけて相談するか、総務省消防庁が提供している全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)を活用する等の方法で対処できます。

私たちができる応急手当とは? いざというときに慌てないために

救急車を呼ぶかどうかにかかわらず、突然のけがや病気の際に重要になるのが応急手当です。特に心停止、呼吸停止の場合は、救急車が来るまでにその場に居合わせた人が直ちに救命処置を始めないと、命は助かりません。万が一のことがあったときにすぐに対処できるように、先に紹介した動画などで応急手当の方法を確認しておきましょう。また、誤飲や誤食など、何らかの中毒が疑われる場合は、日本中毒情報センターを参考にしてください。

覚えておきたい主な外傷の応急手当

●出血
①すり傷などで砂や泥がついている場合はまず洗い流す。
②出血部分にガーゼやタオルを当て、その上から手で圧迫する。
※感染防止のために、直接手を触れないようにビニール袋などを使用しましょう。
③傷口は心臓よりも高い位置にする。

●やけど
①流水で冷やす。
②衣服の上からやけどをした場合は、無理に脱がさずそのまま冷やす。
③水ぶくれはつぶさない。
④冷やした後は消毒ガーゼなどで保護し、医療機関へ。

●骨折
①折れた部分に添え木などを当てて固定し、医療機関へ。