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12月21日は冬至。かぼちゃやゆず湯を楽しんで、寒い冬を乗り切ろう

12月21日は冬至。かぼちゃやゆず湯を楽しんで、寒い冬を乗り切ろう

古来より、冬至を境に幸運がやってくると考えられてきた

今年(2020年)は12月21日が冬至です。冬至は北半球において太陽の位置が一年で一番低くなり、昼が最も短く、夜が最も長くなる日を指します。冬至は、生命の象徴である太陽の力が最も弱くなることから、かつて「死に一番近い日」と考えられ、厄除けの行事が多く行われてきました。一方で、不運が去り幸運が訪れるという意味の「一陽来復(いちようらいふく)」といって、冬至を境に運が向いてくるとも考えられてきました。

免疫力アップや血行改善、便秘解消など。かぼちゃを食べて体の中から健康に

冬至の食べ物として、よく知られるかぼちゃは、7月から8月に収穫の最盛期を迎える夏野菜ですが、なぜ冬に食べられるのでしょうか。昔の日本では冬至の頃になると、秋野菜の収穫は終わってしまい、保存のきく野菜は少なく、冬に食べられる野菜はほとんどありませんでした。そのような中、かぼちゃは切らずに丸ごとのままなら長期保存がきくので、重宝されて食べられていたようです。

緑黄色野菜が不足しがちな冬の季節に、栄養を豊富に含むかぼちゃは、かねてより貴重な栄養源でした。かぼちゃの鮮やかな黄色はカロテンの色です。カロテンは体内の活性酸素を減らす抗酸化作用があるとされ、かぜなどのさまざまな感染症を予防するために欠かせません。また、老化予防に役立つビタミンEも豊富に含まれています。ビタミンEは末梢血管を拡張することで血液循環を調える働きがあり、血行不良による冷え性や肩こり・頭痛などの改善にも役立つとされる栄養素です。さらに、現代人に不足しがちな食物繊維も豊富に含み、腸内環境の改善にも役立ちます。カロテンとビタミンEは、油と一緒にとると吸収率が高まるので、油で揚げたり炒めたりするほか、ゆでてマヨネーズを加えて食べるのがおすすめです。

昔ながらの風習を見直し、本格的な冬を健康に過ごそう

冬至の日のお風呂といえばゆず湯の風習もあります。これは、ゆずを「融通がきく」、冬至を「湯治」といったような語呂合わせで縁起を担ぐという意味もあるようですが、新年を迎える前に厄払いをするための禊(みそぎ)として入れるようになったのが始まりとされています。

ゆずの皮には代謝を円滑にして疲労回復効果のあるクエン酸や、ビタミンCが豊富に含まれていて、ゆず湯には血行促進や冷え性改善が期待できます。また、ゆず独特のさわやかな香り成分にはリラックス効果もあります。

冬至を境に日は長くなっていくものの、寒さは本格化していきます。昔ながらの冬至の風習は、寒さに負けない体づくりや、冬場の栄養補給に役立っているといえます。ぜひ今一度、古くからの風習を取り入れ、寒い冬を元気に過ごしましょう。