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新型コロナやインフルエンザだけじゃない、さまざまな感染症への対策を

新型コロナやインフルエンザだけじゃない、さまざまな感染症への対策を

例年以上に感染症への心構えが重要な今冬

今年は、例年以上に感染症への心構えが必要となりそうです。すでにインフルエンザの予防接種を受けた人も多いでしょうが、新型コロナウイルスとインフルエンザは同じような症状が出るため判別が難しく、医療機関は新型コロナウイルスを意識した対応をせざるを得ません。インフルエンザにかかるリスクをできるだけ下げておくことが重要です。インフルエンザワクチン未接種の人は、接種を検討しましょう。

夏季オリンピックの開催により、風疹や麻疹、食中毒への対策も必須

気をつけなければいけない感染症は、新型コロナウイルスとインフルエンザだけではありません。オリンピックが開催されれば、多くの外国人を迎えることとなり、さまざまな感染症が入ってくることは避けられません。例えば、風疹や麻疹など、国内の発生数は少なくなっていますが、海外では日常的に流行しているところもあり、感染力が強いため注意が必要です。また、夏季オリンピックは暑い時期の開催のため、細菌性の食中毒対策も求められます。まさしく、感染症に対して臨戦態勢で臨まなければならない年です。

新しい生活様式の順守が、感染症からわが身を救う

人類の歴史は感染症との戦いといわれてきました。2000年代以降に限っても、2004年ごろの鳥インフルエンザ、2009年の新型インフルエンザなど、ウイルスの脅威は常に私たちの身近にありました。

今回のコロナ騒動も、時が経てばウイルスの解明やワクチンの開発により、抑え込みに成功してすっかり過去のものになってしまう日も来るでしょう。しかし、環境や媒体の中で変化し続けるという細菌やウイルスの特徴上、新しい感染症はまたいつ発生してもおかしくありません。さらに、薬剤耐性菌も増えて問題になっています(詳細は「コロナ禍の今だからこそ知っておきたい『薬剤耐性(AMR)』のこと」参照)。今日までさまざまな感染症を克服し、困難を乗り越えてきましたが、さらなる感染症に備える準備は必要です。

感染症の予防方法は原因となる病原体により異なりますが、私たちができる基本的な予防法は同じです。十分な睡眠、手洗いとうがい、適度な室温・湿度、そしてほかの人への感染を防ぐためのマスクの着用などです。

今回のコロナ騒動ですっかり身についた新しい生活様式は、私たちを感染症の蔓延から守ってくれます。今年も手洗い、うがい、マスクの着用を徹底し、健康な1年を過ごしましょう。