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「眠い」「だるい」…春の不調は、自律神経の乱れが原因かも

「眠い」「だるい」…春の不調は、自律神経の乱れが原因かも

春は気候や生活環境の変化によって、自律神経が乱れがち

寒い冬が終わり、ぽかぽかと暖かな春がやってきました。色とりどりの花が咲きほころび、心も体も穏やかに過ごせそうですが、「やけに眠い」「疲れが取れない」といった不調を感じている人も多いようです。

冬から春にかけて、日々の気温や気圧が目まぐるしく変わり、また、卒業・入学、異動、転勤など、自身や家族の生活が大きく変化する季節です。急激な気温の変化や新しい環境に伴う緊張感や不安感は、体の体温調節や代謝をつかさどっている自律神経に影響を及ぼし、不調としてあらわれることがあります。自律神経とは、自分の意思とは関係なく体の内外の刺激や情報に反応して、体の機能をコントロールする神経のことを指し、交感神経と副交感神経の2つに分けられます。2つの神経の働きはお互いに正反対ですが、両者がバランスよく働くことで、体の器官が正しく機能し、健康でいられます。ところが気候が変わりやすい春は、自律神経がスムーズに切り替わらず、体調が不安定になりがちです。

自律神経の種類
①交感神経…主に日中に活発になり、活動しているとき、緊張を感じているときに働く。血圧・心拍数を上げるなどの作用がある。
②副交感神経…主に夜間に活発になり、睡眠中やリラックスしているときに働く。血圧・心拍数を下げ、消化器系の働きを活発にする作用がある。

自律神経を整える生活習慣を身につけ、春の不調を解消しよう

春の不調を解消するためには、自律神経のバランスを整えることが大切です。季節の変わり目でも穏やかに、快適に過ごせるように、日々の生活習慣を見直しましょう。

●朝は太陽の光を浴びて、熱めのシャワーを浴びる
目が覚めたらカーテンを開けて、太陽の光を浴びると、精神の安定や脳の活性化を促すホルモンであるセラトニンが分泌します。また、朝に41~42度くらいの熱めの温度に設定したシャワーを浴びると、交感神経が刺激されて体が覚醒します。

●バランスのよい食事をしっかりとる
1日3回、時間を決めて規則正しい食事をしましょう。自律神経を整える働きがある味噌、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品を取り入れるのもよいでしょう。

●夜はお風呂に浸かり、リラックスする時間を作る
お風呂にゆっくり浸かると、副交感神経が働き心身の疲れが取れます。入浴は38~40度くらいのややぬるめのお湯がよいでしょう。熱いお湯は交感神経を高めてしまうのでご注意を。

●睡眠をしっかりとる
睡眠中は副交感神経がもっとも働く時間帯であり、心身の疲労回復に効果的です。寝る前の強い光は副交感神経の妨げになるので、寝る1時間前にはテレビ・パソコン・スマホの使用を避け、寝室を少し暗くしておくとよいでしょう。体内時計のリズムを維持するためにも、早寝早起きを心がけましょう。

●休日も平日とほぼ同じリズムで過ごす
新生活で肉体的、精神的に疲れがたまると、休日はどうしてもゆっくり寝て過ごしたいという気持ちになりがちですが、自律神経にとって大切なことはリズムを保つこと。休日も平日とほぼ同じリズムで過ごすことによって、休日明けも体調よく迎えることができます。