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ブレークスルー感染を防ぐために感染対策の徹底を

ブレークスルー感染を防ぐために感染対策の徹底を

人との接触が増える時期。再び感染拡大につながる恐れも

2021年11月末現在、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した人が増え、感染状況が改善しています。飲食店への時短営業要請や酒類提供の規制が解除された自治体がほとんどとなり、街中に活気が戻りつつあります。そうした中で迎える年末年始。感染者数の減少による安心感から飲み会に参加したり、実家に帰省したりする人も増え、再び感染拡大につながる恐れがあります。

海外ではワクチン接種後の行動制限の緩和により急激なリバウンド(感染再拡大)が起きており、WHOは11月26日に「新たな変異ウイルス『オミクロン株』を懸念される変異株に指定した」と発表しました。日本でもオミクロン株を同様に位置づけ、監視体制が強化されました。また、ワクチン接種完了後に感染する「ブレークスルー感染」がたびたび報告されており、国立感染症研究所では注意を呼び掛けています。

感染対策を見直して、インフルエンザにも備えよう

新型コロナワクチンは、接種から半年ほどたつと、感染予防効果が弱まるといわれています。接種が始まった時期を考えると、日本では12月ごろに第6波が始まり、1~2月にピークを迎える恐れがあるといわれています。国では、3回目の接種を検討していますが、今は私たちができることを続けていくことで第6波を防ぎましょう。

また、インフルエンザにも警戒が必要です。昨シーズンに流行しなかったため、インフルエンザに免疫のない人が多く、高齢者や糖尿病などの持病がある人は特に重症化しやすく危険です。マスクの着用や手指の消毒などを徹底することが重要です。下記のような感染対策を、今一度心がけましょう。

感染対策のポイント(厚生労働省「新型コロナウイルス感染予防のために」より作成)

【人と会うとき】
・マスクを着用する
・人と十分な距離を保つ
・混雑している場所や時間を避ける
・オンラインの利用や時差出勤を行う
・屋外でも密接、密集を避ける

【飲食するとき】
・少人数・短時間にし、大声で話さない
・アクリル板の設置、消毒・換気の徹底したお店へ行く
・テイクアウトやデリバリーを利用する

人が多く集まるイベントは特に注意が必要

高齢者は、耳が聞こえにくい、目が見えにくいなどの理由から、どうしても人との距離が近くなりがちです。ショッピングモールなどの混雑するところへ行ったり、人が多く集まるイベントなどに参加する場合は、次のようなことに注意しましょう。

・屋内で複数の人が集まるときは、密集・密接になる場面を避ける。必ずマスクを着用し、イベント終了後の談笑などは避ける。

・対人距離・座席の配置とともに、最低1m(できるだけ2m)を確保する。

・飲食を伴う屋内のイベントはできるだけ控える。参加する場合はマスクをはずす時間を短時間にとどめ、その間は会話しない。手指をこまめにアルコール消毒する。