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動脈硬化や糖尿病予防にも。驚くべきチョコレートの健康効果

動脈硬化や糖尿病予防にも。驚くべきチョコレートの健康効果

チョコレートは肥満やニキビ、むし歯の元凶にあらず

バレンタインの時期が近づいてきました。近年は、チョコレートを女性から男性へ贈るものというよりも、この時期に街に出回るおいしいチョコレートを楽しむ機会になってきています。

チョコレートは、肥満やニキビ、むし歯の元凶となると懸念されることも少なくありませんが、カカオ豆に含まれるカカオバターの脂肪分は比較的吸収率が低く、体脂肪になりにくいことが実証されています。また、カカオマスに含まれるエピカテキン、ケルセチンなどの抗酸化物質は、悪玉とされているLDLコレステロールの低下作用があり、動脈硬化の抑制が期待されます。

ニキビについても、「チョコレートをたくさん食べることとニキビの発生に直接の関係はない」と、米国の研究で報告されています。さらに、チョコレートやココアにはむし歯の原因菌を抑える働きがあることもわかっています。

ただし、主原料であるカカオの含有量が70%以上のチョコレートを選ぶ必要があります。食べる量としては1日に約50g(板チョコでは約2/3枚程度)を目安にし、1日に数回、少量をちょこちょこ食べるのがおすすめです。また、食べたあとには歯みがきをしましょう。

動脈硬化や血糖値を抑えるカカオポリフェノールを豊富に含む

チョコレートなどに含まれるカカオには、カカオポリフェノールが豊富に含まれています。ワインやお茶などの健康効果でも、何かと話題になるポリフェノールですが、カカオポリフェノールには、抗酸化作用による心臓病のリスク低減、動脈硬化の抑制作用や脂肪蓄積を抑える効果といった生活習慣病の予防効果、脳機能の改善効果などが研究成果として報告されています。

また、ココアやチョコレートなどのカカオベースの食品をとると、血管の機能が改善し、習慣的な摂取によって血圧が低下することもわかっています。さらに、血糖値を下げる働きをするインスリンの効きをよくする作用もあり、適量のチョコレートの摂取は糖尿病の予防にも役立つのです。ただし、糖分が多いため食べすぎは禁物です。

食べすぎには注意して、チョコレートでおいしく健康に

チョコレートは、単なるお菓子のような印象を持たれがちですが、上記のほかにもカルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラル類、リラックス効果のあるテオブロミン、食物繊維といった健康効果が高い成分が含まれており、栄養成分に優れた食品です。ただし食べすぎは健康リスクにつながる可能性もあるので、食べるときは摂取量に注意しましょう。

今年はテレワークなどのため、バレンタインデーに職場に出向かない人も多いでしょう。自分自身の心身の健康アップのために、チョコレートを食べるのもよいかもしれません。